見出し画像

生理学は好きですか?

題名から『え?生理学?うわ~』と思った方!
正しい(一般的に多そうな)反応をありがとうございます(笑)

こんにちは!
MART代表の山田佳世です。



メディカルアロマを学ぶところなのに生理学の話?
と思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし、MART(Medical Aroma Rehabilitation Therapy)では生理学の学びは必須です。
リハビリテーションにも生理学の知識は必要です。
目の前の患者さま、利用者さまをみることはとっても大事ですが、
【ひと】がどういうものなのか、を知っているからこそ!
目の前のひとをより深くみることができ、そのひとにあったリハビリテーションを提供することに繋がります。

なので、今回はMARTにおいても、リハビリテーションにおいても重要な【生理学】についての話をしていこうと思います。


生理学とは


皆さん、生理学は好きですか?(笑)


私は学生の頃、生理学が大嫌いでした。
繋がり】が分からず、なにがなんだか…ちんぷんかんぷん…
テストのために単語を覚えようとしても無理でした…(その為再試験という形に(笑)


今はというと、生理学が好きです!
数年前、漸く生理学の面白さに気づきました。
それはというのも、自分なりの【繋がり・ポイント・学び方】が分かったからです。


では【生理学という学問】はどういうものか、ここからお伝えしていきます。


生理学とは…
生体の機能とそのメカニズムを明らかにし、その意義を解明する学問
とされています




生体の機能とそのメカニズム…
これって簡単にいってしまえば『人間はどうして生きているのか』という事かなと思っています。


この『どうして』というのは、
・ダッシュすると息が上がる
・目黒蓮をみると胸がドキドキとする
・畳の匂いをかぐとお爺ちゃんの家を思いだす
・風邪をひくと熱がでるなどなど…


普段私たちの身体でも感じる【反応】を紐解いていくのが生理学です。
普通のことだとしても、何故?と疑問を持つと、
その事を知るキッカケになります。



リハビリテーションと生理学は切っても切り離せない関係


私は、生理学が大事というのを働き始めて数年経った時に思いました。
遅すぎますね(笑)


生理学は『ひとを知るためのもの』である、と思ったキッカケがあります。それは、それまで何をやっても結果が出せなかった治療がうまくいき始めたことです。


もっと言うと【視点が変わった】ことです。


それまでの私は、その人の病気や症状に対してアプローチをしていました。
今考えると恐ろしい事ですね…
誰にでも同じような事をしていた、という事です。


そんなのうまくいくはずがないです。
なぜなら、我々は病気を治すことが目的でリハビリをするのではないからです。


では、なぜリハビリには生理学が必要なのか?


それが『ひとを知るため』だからです。




私たちが病院や施設で担当する何かしらの問題を抱えている方は、
通常』とされる状態から逸脱しています。


細胞、ホルモン、神経伝達、サーカディアンリズム、消化器、血液循環…
『なぜ、逸脱してしまったのか?』
『今の状態はどう?』
『こういった反応がでているということは今身体の中はこうなっているかもしれない』


目の前の『そのひと』の『』を知るために生理学は必要です。



MARTを学ぶ上での予習・復習のポイント


MARTを受講するもしくは受講した後はどう学びを深めていけばよいのか?


予習・復習するとすれば、
細胞生理学、神経系(中枢神経、神経伝達、伝達物質)、嗅覚、自律神経系、サーカディアンリズム、内分泌系、消化器系、循環…


生理学全般と言えばそうかもしれないですが(笑)


では、どうやって学んでいくか?


私の場合は、1つキッカケを見つけます。
手っ取り早いのが【論文を読む】ことです。




論文にはいろいろなことが書かれています。
その中でも、
・聞いたことあるけどわからないもの
・何となくわかるもの
・知らないもの

これらは、どうしても出てきてしまいます。


それを調べていくと、まずはその論文内での『繋がり』が見えてきます。
その論文内で繋がりがみえ理解してくると、
今度は臨床的な繋がりが見えてきます。
この患者さんこうかもしれない!という発見です。


私の場合は、これを繰り返して勉強しています。
例えば『日本の研究.com』というサイトでプレスリリースされる研究をみたりしています。
医療分野だけではないですが、とても面白いです。



MARTではメディカルアロマを学びます。
しかし、メディカルアロマを扱うのに必要なことは、
そのひとをみる』ということです。
それができるには『生体の機能とメカニズム』を知らなければなりません。


何となくで精油を扱わず、様々な根拠をもとに扱っていきたいですね!


その学びができるのが【MART】です。
目の前にいる患者さま、利用者さまに他にお何かできることがないだろうか、
と考えているリハビリ関連職種の皆さん。
メディカルアロマリハビリテーションという選択肢があることを頭に留めておいていただければ嬉しいです。



MART代表
理学療法士
山田佳世


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?