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兎と亀



師走は

あれ12月…? あ、まじか。

年の瀬が迫ってきて、流れるように毎日が過ぎていく日々。師走が忙しいというよりは、毎日飽きずに人生のイベントと向き合ううちに、時間を忘れていたよな、という感覚の今日このごろ。

大丈夫、今年も本当に楽しかった。

今年7月の末に、ここ2・3年の変化とか、先生という道を歩み始めたことへの不安をグイっとさらけ出した誕生日noteを投稿。

これでよかったんじゃないかな

note「今をつづる、24歳の私」

とつぶやいて、選んだ道を全部正解にした。サイコロのマスを進めるように、あっという間の5カ月を生きてきた。


邂逅

夏休み、群馬1週間旅を決行。ひとつは、私の会いたい人たちに会いに行くための旅。もうひとつは、群馬は未踏の地だったので、だれも私をしらない場所で心地よく過ごすための旅。ここ3年間のwith コロナお盆は、オンラインの教育活動に熱を入れてたので、「リアル」から遠い位置にいた私。


旅の醍醐味は地方紙を買うこと。群馬のセブンイレブンで、上毛新聞を手に取り、レジに向かう。バイトのおばあちゃんの方言交じりの声を聴いた時、見知らぬまちにきた感覚へのぞわぞわと、自由を感じた夏の夜に目頭が熱かったのを覚えている。

約20名の教育関係者たちとSUPとBBQを楽しんだ#教育リトリート。約120名の高校生・大学生・社会人が集ったHLAB GUNMA
ランチはひたすらベスビオを巡る旅。まちがいなくシャンゴが大優勝。ネイルに行って、高崎姐さんネイリストからおすすめを聞いたり、ゲルニカをみに美術館へ足を運んだり。ふらっと寄ったワインバールケも時間の流れがゆっくりだった。

ワインバールケの夏カレー
旅中、思い出を絵にしてた

コロナ禍に失っていた旅の感覚と久しぶりに再会し、引き寄せた新しい出会いにまみれて。邂逅を果たす旅が、ジリジリしてた夏。

邂逅(かいこう):思いがけない所で(機会に)会うこと。めぐり会い。

新明解国語辞典


冷麺賛歌

Netflixで、世界中のグルメ番組を見漁る私が出会ったのは、冷麺賛歌。北朝鮮ルーツの冷麺の存在に引き込まれ、親友の夏芽を誘って冷麺旅へ。

なにごとも食欲は貪欲に。欲にまみれた旅の中で巡った冷麺屋は6軒。歩いて食べて、歩いて食べてを繰り返し、これでもかと北の冷麺が知りたいとラブコールを送りまくった。

北朝鮮ルーツの冷麺は、水スープと呼ばれる透き通るほどに濾した牛骨スープ。麺は蕎麦、トッピングは梨・牛・卵が特徴。ある焼肉屋はこの冷麺がミシュランに選ばれ、なんと3時間待ち。80名は待ったかしら。多分あそこはディズニー。

又来屋(ウレオク)
南北が分断する前から歴史のあるお店
「また来る家」の意


夏芽と、いつか長野で冷麵屋開きたいよね、冷麵修業に戻ってこないとねと本気で目を輝かせる。死ぬまでにやりたいことリストが更新された。グルメ旅は私の好奇心を興奮させる。お国の事情はおいておいて、いつか北朝鮮で本物を食べてみたい。これもリストに追加。


寄りかかる

10月後半から、小布施との2拠点生活がスタート。小布施町町立図書館まちとしょテラソの館長、志賀アリカ姉さんが出産のために里帰りということで家守を引き受けた。平日は長野市にいつつ、週末や気が向いたときは小布施の家守を。ここ3年、関係人口民だったまーさがプチ町民デビュー

回覧板の小布施ローカル情報との出会いや、とびでん(おでんが最高に美味しい居酒屋)の常連さんは親世代が多いなとか、朝は交通パトロールの町民がいろんなところにいて素敵だなとか。私の知らない、「住む人」の小布施が目に留まる日々。

とびでんのおでん
夏は冷やしおでんを提供している


どこか外の人、小布施に好かれようとしている自分がいたけれど。きっと小布施の人や場所に寄りかかる(依存する)ことで、それがお互い支えになって自分は満たされているんだなぁと実感。お互い様の寄りかかり。


権堂のスナック夜風1周年イベントに足を運んだ際に、人たらしアジョシ「まこっちゃん」と出会い意気投合。この2か月半は権堂の街や界隈の人についていろんなことを教えてもらいながら、はるきママチョイスのいろんなフレーバー茶を飲んでいる。

父と同い年のまこっちゃん
ネイルがかわいい、権堂の夜空を良く眺めてる
You deserve the bestsジャケットが素敵だった


MBITがEの私は、間違いなく隣人を愛していたい外向型。たまたま隣になった人と話すことが、生きがいかつ、心地よさとして定着する。ふらっと交わった人たちと話す中で得られるインプットが、今日の私を満たしてくれる。欠かせない時間になりつつある、夜風への寄りかかり。


兎と亀

毎年書初めをして、その年ごとに杖にしたい言葉を選んでいる。今年の言葉は「亀」。今年は、兎年の年女だったマーサですが、ぴょんぴょんと飛躍した年に!というよりは亀なんだよなと、筆を立てた1月。先生としてのあたらしい肩書きと生活をアップデートするために、不安の多かった年のはじめ。何事もこつこつと進む亀でありたい思いを込めた。

2023年の書初め「亀」

小さな一歩を大事にしてきたこの1年。焦り(ノイズ)はキャンセルして自分のペースでの成長をしてきた。自分が願う本質を見失わずに、世の兎とも戦わず、等身大の亀でいれたよなと思う今日。このままゆっくりと2023年の終わりへ。あともうちょっと、亀さん。


さいごに

亀を見守ってくれたみなさま、一緒に歩んでくれたみなさま、亀友達。道中で出会ったみなさま、すべての人に大きな愛で感謝を伝えます。今年もまーさは幸せの引き寄せ場にいれたので幸せいっぱいです!!

みなさんにとっても、まーさとの時間が幸せであったことを願います。
メリークリスマス!よいお年を!

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