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〈資格試験〉統計検定2級の勉強方法

 私は製造業の業界にいますが、製造業で数値データを扱う機会は多々あると思います。例えば品質面の数値は統計処理され、管理されていたり、最近ではAIによるビッグデータの利活用があったりします。統計についてリテラシーくらいはつけておくべきと思い、体系的に勉強できる統計検定2級の受験を決めました。


購入した参考書・テキスト

 公式の参考書・テキストで網羅できると思います。数年前、通信教育で実務教育研究所の現代実務統計講座を受講したことがありました。その時は理解に苦しんだのですが、今回も公式テキストを読んでいて理解に苦しみました。各パートの問題も解きますが、正答数もかなり少なく、解答を読んで理解に努めました。
 ただ、QC検定2級を先に受験しておき、手法の分野の知識があれば、t検定やF検定、回帰分析など式の導出等、理解しやすいかもしれません。
 問題集は公式のものを買いましたが、点数が伸びず、途中でCBT対応版を追加購入しました。

↑公式テキストです。

↑公式問題集はAmazonの最新年度のものを貼っておきます。問題が足りなければ、これ以前のものも買えます。

↑CBT対応版になります。

勉強方法

 まずは公式テキストを一周しました。理解の追いつかなかった箇所や各パート巻末の問題で分からないところはチェックしておきました。分からないのはどこか先入観がある部分もあり、別の日に読んでみると案外内容を理解できたりしました。趣味の格闘技もあったので、一通り読むのに3ヶ月くらいかけました。
 その後過去問を3ヶ月間解きました。まず、過去問を4年分を一周目解いて、間違えた箇所をもう一度解きましたが、それで点数はあまり伸びず、6割前後でした。そのため、CBT対応版の問題集も購入して、勉強しましたが、これも6割前後とボーダーをウロウロしていました。

試験結果

 ボーダーギリギリでしたが、早く楽になりたかったのと、自分の実力を試してみたかったので、受験しに行きました。
 試験はCBT方式でテストセンターの予約をしました。これと決まった試験日時はなく、テストセンターの空いてる日時が試験日時です。
 試験では計算が合わなかったり、分からない問題があって心折れかけました。なんとか最後の問題までといて、パソコン上で印をつけた問題を見直してタイムアップ、試験ができなかったのと、集中しすぎて疲れた2つの気持ちから「終わったな。。。」と思いました。
 試験後、試験結果速報が印刷されるのですが、なんと61点でギリギリ合格でした。

試験結果速報

最後に

 今回の合格は運が良かった部分もあるので、実務でちゃんと使って自分のものにしていかないと駄目だなと思いました。
 統計検定2級を受けた後はエクセルのデータ分析タブから分散分析やt検定して、その結果を解析できるようになったり、実験計画法の理解も深まりました。
 2級でギリギリでしたが、主成分分析とかも興味があるので、準1級も受験してみたいと思いました。

追記

 試験で使用する電卓は関数電卓は駄目です。√の計算ができる下記の電卓を使用しました。QC検定2級でも使用しました。ソーラー式は光がないとつかない等あるかもと思って避けました。


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