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ソリッド・シェル・ソウル
「何が楽な仕事だ、まったく」
思わずぼやく。
標的は傭兵崩れ。魔術師の類はおらず、数も十人ほど、のはず。
『一杯食わされたか。正直に話すと俺らが断ると思ったんじゃないか』
が、実際の敵は三十人を下らない。さらに男たちが取り囲むのは、小屋のような鉄の箱だ。眼球に投影された解析結果には【軽戦車】とある。
「次から個人の仲介屋は信用するなよ」
『そうする。で、どうする?』
「やめとくと言いたいけ
「何が楽な仕事だ、まったく」
思わずぼやく。
標的は傭兵崩れ。魔術師の類はおらず、数も十人ほど、のはず。
『一杯食わされたか。正直に話すと俺らが断ると思ったんじゃないか』
が、実際の敵は三十人を下らない。さらに男たちが取り囲むのは、小屋のような鉄の箱だ。眼球に投影された解析結果には【軽戦車】とある。
「次から個人の仲介屋は信用するなよ」
『そうする。で、どうする?』
「やめとくと言いたいけ