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いつまで客でいるつもり

ふと思ったんですよ。


「古き良き時代」っていつのこと?って。


もう日本は終わっている。
昔は良かった、と言う人が散見される。



人の言葉を借りますが、
諦めたらそこで試合終了ですよ。
終わっていると言うなら、
終わらせたのは、
終わっていると言ったその人だろう。



昔は良かったと言うけれど、
本当にそう思っている?
古き良き時代って、
男女差別とかめっちゃある時代のこと?
女性は家庭に入って家を守れとか、
女性が普通にそう思っていた頃?
男性の3歩後ろを歩けって言われた頃?
街中でタバコもくもくさせてた頃?
トイレがボットンだった頃?
ネットが無いどころか、
電話すら通ってない頃?
それとももっと昔は?
あんまり知識がないから例が少ないけれど、
昔は良かったって、
本当に戻りたいの?


人は変化を嫌うところがある。
わたしだって素直に受け入れないことがある。
それはこれまでの習慣を変えることにエネルギーを使うためだろう。
思考なくとも勝手に動ける行動にまず気付かなくてはいけない。
言葉遣いだったり、
態度だったり、
勉強方法だったり、
作業工程だったり、
体の使い方だったり。
変化を要する動作に対して常に意識を巡らせる。
変化には多くの時間とエネルギーを費やす。


これまでの膨大なエネルギーを、
人は簡単に昔話でチャラにしようとする。
過去には誰も戻れない。
過去に戻せると思っている人もいない。
でもエネルギーを費やしたくない。
自分のエネルギーは自分のために使いたい。
誰かのエネルギーを使わせる。
でも文句は言う。
煩いんだよ。
黙っとこうよ。
過去に楽に戻ろうとするやつの言葉は1mmも前に進まないんだよ。
だから提案がないならせめて口を閉じてほしい。
口を開くなら、
自分のエネルギーを使って代替案を差し出してほしい。


「僕のヒーローアカデミー」通称『ヒロアカ』
主人公であるヒーロー・デクが最強ヴィランから狙われている時、
避難所となっている彼の母校に入ることを拒んだ避難民。
彼のクラスメイトによる必死の説得もあり、
避難民の上げる声が弱りだした時、
決め手になる声を上げたのは避難民の中の一人のおじさん。

俺たち
いつまで客でいるつもりだ?

かつて絶対的な存在感で世の中を安心さていたヒーローが表舞台から去り、
その他のヒーローたちにも同じ存在になるよう求めるが、
ヴィランの勢いが増し、
ヒーローたちの信頼が薄れ、
今自分たちは一体誰に守ってもらえるんだと不安と不満の声を上げる。
それでも尚必死に戦っているヒーローたちをも責めるようになる。


一体誰の話なのだろう。
自分たちは被害者なのか。
自分たちは護られるだけなのか。
「いつまで客でいるつもりだ」
自分でできること・できないことあるだろう。
自分で救う力がないなら、
そうしてくれる人をどうやってアシストできるのか。
責める以外にできることがあるはずだ。
助けてもらえることは当たり前じゃない。
思考を止めるな。


途中からヒロアカ熱が止まらなくなってしまった。
ふと思ったことを、
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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