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フタリ

わたしのパーソナルスペースは広め。
得意じゃない人がスペースに入ってこられると、
とても落ち着かない。
どれだけ仲が良くても、
フタリきりになるのはいや。
フタリでいられる人は特別な人。
フタリでいられる人ってほとんどいない。
今は、
子供しかいない。


ドラマ「いちばんすきな花」にハマっている。
前回の「silent」にハマったのもあり、
面白そうだと思った。
ティザー動画を観ていた時も、
子供が4人席に着いて難しい問題について意見を言い合っていたのが更なる興味を惹いた。



好きな人と二人になりたいのに、
二人になることを相手から嫌がられる。
好きな人とは、
恋愛対象だけではない。
一緒にいられる居心地の良い人ということ。
もちろん恋人でもあるだろうし、
友人かもしれないし、
親かもしれないし。



思考・価値観マイノリティ。
表面しか見てもらえない。
中の人が叫ぶ。
マイノリティだけど、
敏感なぐらいに感じ取る。
嫌われたいわけじゃない。
目立ちたい訳じゃない。
ただただ、
「自分」をみてほしい。


そんな独り✕4人が出逢えた。
とても居心地の良い場所。
そこに居ていいと、
用意されている席。
自分を見てくれる自分の場所。
一人きりじゃない場所。
一緒にいなくても、
寂しくないと思える場所。


これからの展開がとても楽しみだ。


いいなと思ったシーン。
春木椿の家に初めて4人が集まった時。
コーヒーマグをそれぞれに差し出す時、
ピンクのマグを一瞬差し戻す。
おそらくゆくえの前に置こうとしたのだろうが、
ピンクのマグはそもそも婚約者と色違いで揃えたもので、
それをゆくえに渡すのは複雑な感情があり、
一番遠い位置に座る紅葉に差し出す。
とりわけ目立つシーンじゃないところでのこのシーンが凄いと思った。


椿と紅葉が偶然同じビルで会い、
お昼を一緒にするシーンで、
椿の家では斜め向かいで座るから、
一瞬斜め向かいに座ろうとするけど、
ここはいつもの席じゃないんだと思い直して正面の席に座り直すシーンもよい。


夜々がナンパされてキレるシーンもよい。


そして思う。
わたしはきっと、
本当の彼等に気づいてあげられないんだろう、と。
別に顔がいいから悩みがないなんて思わないけど、
わたしは言葉にされないと、
心を隠されると、
気付ける自信はまったくないのだ。
だから、
決めつけないようにだけはしようと思う。
頑張る。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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