見出し画像

比べる

比べる
二つ以上のものをつき合わせて差異や優劣などを調べる。比較する。
2 優劣や勝敗を競う。競争する。

goo辞書

自分と誰かを比べる。
自分の境遇が良ければ安堵し、
相手の境遇が良ければ羨む。
「比べる」という事自体が、
優劣をつけるという事となる。


容姿
年収
職種
学校
学歴
成績
所持品
価値観
思考
行動
数え上げればキリがない。
かく言う私も、
劣等感の塊でもある。
比べる癖があるのかもしれない。


では比べられることは好きですか?


現代は比べられること事態を責めやすい。
比べようものなら、
すぐさまハラスメントと言われるからだ。
なんともやりづらい世の中になったものだ。
これだけ比べることが常態化していると、
呼吸をするように比べていたりする。
ただ自分の思考を考える良い機会ではある。


子育てをする上で気をつけていたのは、
「自分の子と他所の子を比べない」だ。
でも、
口に出さないだけで、
内心は比べ、
安堵し、
羨んでいる。
成績が悪いとイライラしていた。
賞を獲れば喜んだ。
比べているからだ。
気付けば比べていた。


話を戻す。



比較されることを忌み嫌うのに、
何故比較思考は無くならないのか。
特に最近気になるのが、
自国と他国を比べることだ。
日本の政治、
教育、
働き方、
子育て、
スポーツなど。
これだから日本はダメなんだ。
他国から遅れている。
何処そこではこうなのに。
比較を全否定することはない。
他所から学び取り入れることは良いと思う。
ところが他国と比べ優劣をつけ、
ただ自国を下げるだけ下げている。


…で?


って思ってしまう。
他所が羨ましいのはわかった。
確かに現状がいい状態ではないのかもしれない。
だからって、
自分の住む国を、
土地を、
貶めたって何も良くならないのでは?
自国のことなのに他人事のように聞こえる。
自分には関係ない。
TVのコメンテーターも、
(先進国の中で)日本は遅れているんですよ、と言う。
コメンテーターだから具体策なんて意見は求められていないのは分かっている。
でも有識者がそんな事を言えば、
ただ観ている人は「そうなんだ」と思ってしまうのではないか。
出元不明の情報を簡単に手に入れられる現代で、
思い込ませる可能性があるものや、
一択で話が膨らむ可能性があることは避けたい。
基本は自分で調べ、
熟考し、
提案まで持っていけることがベストではあろうが、
自分も含めて、
そこはやはりどこか他人事になっている。
だからせめて、
着地点のない比較はやめたほうがいいと思っている。


比較は時に、
無駄な優劣をつける。


この記事もまた着地点のない記事で申し訳ない。
ただ、
なんとなくそう思っただけです。
とりあえず、
自分の比較思考を治そうと思う。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

この記事が参加している募集

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?