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閉鎖病棟入院日記Re.④

入院して1週間が経った。

ここでの生活もだいぶ慣れてきて、分からないことも減ってきた。

1週間過ごしてみて感じたことを今回は書こうと思う。

①いろんな人がいる

当たり前のことかもしれないけど、精神科の病棟には本当にいろんな人がいる。
統合失調症の人、うつ病の人、摂食障害の人…

他の入院患者さんとも話せるようになってきて分かるようになってきたけど、同じ病気でも、生い立ちや背景は人によって様々。
10代の若い人で親が単身赴任している人や、20代でグループホームに入っている人、何度も入退院を繰り返している人…
同じ境遇の人というのはなかなかないなと感じた。

②あまり他の患者さんと深く関わるのはやめた方がいい

入院して他の患者さんと話す機会も増えてきた。
向こうから話しかけてくれることもあれば、こちらから話しかけてみることもある。

ただ、あまり関わりすぎるとよくなさそうな患者さんもいる。
あとはその人の考え方に影響されてこちらが苦しく感じることもある。
だから他の患者さんと話すのはいいけど、あまり深く関わり過ぎないようにすることを心がけている。
主治医の先生にも、「ここにいる人たちは何らかの病気を抱えているから、その人たちの言葉を真に受け過ぎない方がいい。その人の主観が大きく入っているからね」と言われた。

③看護師さんが寄り添って話を聞いてくれる

私は双極性障害(疑い)で入院している。
今はちょうど鬱がひどい時期。
ここ最近は希死念慮が強くて、泣きながら看護師さんに話を聞いてもらうのが続いている。
これはやはり入院しているからこそだと思う。
外来で通っていたらゆっくりと話を聞いてくれることはなかなかないと思う。
入院しているからこそ、ピンチの時は手を差し伸べてくれる。
あとは頓服をもらえる。
看護師さんの方から気にかけて話しかけてくれることも増えてきた。
そういう点では、入院していると少し安心感がある。

④とにかく暇

入院生活を一言でいうと、「暇」だと思う。
毎日辛くて苦しいし、何もやる気が起きなくて無気力だけど、何かしていないと落ち着かない。
暇つぶしをしようと思っても、なかなかすることがない。
今のところは塗り絵とスクラッチアートくらいしかできていない。
あとはたまにYouTubeやネトフリで動画を観るくらい。
本当は読書が好きだから本を読みたいけど、集中力が続かないし文字を追うのがしんどくて読めない。

時間が経つのがすごく長く感じて、どうしたら早く夜になるのかなとばかり考えている。
かと言って夜になると眠れないからどうしようもないんだけど…
暇つぶしはかなり大きな問題である。


一旦はこんな感じかな。

年末年始を病院で迎えるのは辛いけど、今は耐えるしかない。

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