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2歳0ヶ月|藤澤流治療方針は ”3つの脱”

アトピー性皮膚炎の診断を受けてから半年経過し、息子は2歳になっていました。

6ヶ月間プロアクティブ療法を続けましたが、ステロイドを塗っている期間はキレイになるけど、ステロイドを塗らなくなると症状は元に戻るの繰り返し。

そんなとき、ひょんなことから脱ステロイドで有名な『藤澤皮膚科』の存在を知り、早速行ってきました。

藤澤流アトピーの治療方針は ”3つの脱”


藤澤流アトピーの治療方針はズバリ「脱ステロイド」「脱保湿」「脱風呂」の3つの脱

やめる・減らすのは ”ステロイドだけ” ではないんです。

①脱ステロイド

藤澤先生いわく、ステロイドは対処療法であって根本的には治らない。

しかも、ステロイドを使っているうちにだんだん効かなくなっていく「効果減弱」という現象が起こります。

同じ効き目を維持するために「ステロイドのランクが上がる」という経験をしたことがあるかたも多いと思いますが、まさにこれが効果減弱。

現に息子は、Ⅳ群(ミディアム)から始まり、半年経過する頃にはⅢ群(ストロング)と、気づけば当初より強いステロイドになっていました。

②脱保湿

「保湿剤をたっぷり塗って水分量が増える=肌本来の保湿能力が回復する」と思っていましたが、そううまくはいかないそうです。

肌本来の保湿機能を保湿剤が妨げ、保湿剤なしでは正常な皮膚の保湿機能が働かなくなった状態になり保湿剤を手放せなくなる。

「保湿しなければ」という意識からカサカサ乾燥した肌にたっぷりの保湿剤を塗り続ける。この行為自体が『保湿剤依存症』だといいます。

脱ステロイドに成功しても脱保湿ができないために、治癒に向かわないケースもあるんだそうです。

③脱風呂

「脱風呂」といっても入浴を一切断つわけではなく、入浴回数を制限すること・入浴方法に気をつけることです。

お風呂上りに肌がカサカサするのは誰しも経験があるかと思いますが、入浴回数を減らすだけで乾燥肌が改善し、アトピー症状がかるくなるんだとか。

気をつける入浴方法といえば「入浴は半身浴にする」「体をゴシゴシ洗わない」「ボディソープは使わない」この3点。

ボディソープに限らず界面活性剤が入っている石けんもNG。

もちろん体をゴシゴシこするボディタオルもNGです。

薬は処方してもらえる?

脱ステロイドした場合、薬は出ないの?痒がったらどうすればいいの?
など、今後どうしたらいいのか気になりますよね。

息子を診た藤澤先生は「何も塗らなくていい」と一言。

しかし今まで半年もの間、ステロイドと保湿剤で痒みや炎症を抑えていたため ”何も塗らない” というのはやはり不安…。

すぐに来れる距離の病院ではなかったため、不安を残して帰りたくなかったので素直に「寝れないほど痒がったらどうしたらいいか?」藤澤先生に相談しました。

すると藤澤先生は[マクロゴール軟膏]という独特な香りがする皮膚疾患(消炎や保護など)に用いる塗り薬を処方してくれました。

処方された「マクロゴール軟膏」

藤澤先生の治療方針は「やめる」「減らす」なので、軟膏はもちろん、他の薬を処方しないケースも多くあるそうです。

しかし、私のように遠方から受診した場合、再度受診するのってとても大変だと思うんです。

なので「保湿剤がないのが心配」「いきなり薬を全部やめるのが怖い」など、不安があれば診察時に先生にしっかり相談することをお勧めします。

*__thank you for reading__*

リアルなアトピー経過や生活の変化、私と息子のリアルをno+eに残したいと思います。

私のno+eでは「脱ステ」を勧めるものではなく、ステロイドを使った治療を否定するものでもありません。

「脱ステ」には賛否両論、様々な意見があるというのも重々承知しておりますが、脱ステを頑張る息子をどうか優しく見守っていただけると幸いです。

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