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骨髄バンクからの請求書

お盆だし、雨だし、PCに向かっていたら、郵便屋さんが来て、ポストに何か入れて行った。待っている知らせもなかったので、そのまま2,3時間放置し、夕方、思い出して取りに行った。

1通の封筒に「請求書在中」と判子が押してあって、差出人の住所や社名は小さく印字されていた。社名も日本語ではなく、アルファベット4文字の会社だ。怪しい。

今、ビザーダという抗がん剤の治療を受けているのだけど、万単位でどっかん、どっかんとお金が出ていくので、「請求書」の文字を見るだけでも怖い。何だろう・・・ しばらくの間、最近買ったものを思い出していた。

分かった! 

4文字のアルファベットは「日本骨髄バンク」の頭文字だ。請求書が届くと言うことはドナー状況に変化があったという知らせ💕 すぐさま開封すると、とっても事務的に1人の方の「一般血液検査料」と「ドナー確認検査手数料」の請求書と振込用紙が入っていた。それだけ。

おめでとうございます! ドナー候補者第1号が見つかりましたよ!

みたいなメッセージも、あいさつ文もなかったけど、すごく感動して、涙がこぼれた。

ドナー探しの状況が分からなかったから、難航しているのか心配だったけど、確かに動いていることが確認できたし、候補者として通知をもらったドナーさんが、こうして検査をするために動いてくれている。

検査日は平日だった。学生さんだったら夏休みかもしれないけど、社会人だったら仕事を休んで検査しに行ってくれたんだな~ 家族さんも同意してくれたんだな~ 見ず知らずの私のために・・・

そんなことが想像できて、本当に有難かった。尊いと思った。

最近は、造血幹細胞移植の副作用のことを考えて、不安になることが多かったけど、こうして支えてくださる方のことを忘れたらダメですね。

感謝しても感謝しきれない。

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