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”アーノルド無双の大チャンス” リバプール×トッテナム プレビュー 【22-23プレミアリーグ 第34節】

プレミアリーグ第34節
2023.5.1
@Anfield

リバプール
(7位/15勝8分9敗/勝ち点53/得点61 失点39)
×
トッテナム
(5位/16勝6分11敗/勝ち点54/得点60 失点53)

Referee:Paul Tierney
VAR:
David Coote



■対戦成績

※リーグ戦のみ
・通算61戦 30勝17分け14敗

↓直接対決直近5戦。  ※プレミア公式より引用

3勝2分け。過去11戦でも無敗(8勝3分)を誇る。
前回対戦ではサラーが2G。
過去5戦ではディアス・ジョタ・フィルミーノ(2G)も得点。
両SBはともに1G2Aを記録。
トッテナムはソンが3G、ケインが2G

↓両クラブの直近5戦。 ※プレミア公式より引用

赤のないリバプールは久々。
リバプールは5試合で13得点、トッテナムは13失点。



■予想スタメン・展望

【Liverpool】4-3-3
GK:Alisson
DF:TAA/Konate/VVD/Robertson
MF:Henderson/Fabinho/Curtis
FW:Salah/Gakpo/Nunez

【Tottenham】3-4-3
GK:Forster
DF:Romero/Dier/Lenglet
MF:Porro/Skipp/Højbjerg/Perisic
FW:Son/Kane/Richarlison


・CL圏の可能性がまだある両クラブ。今後の鍵は絶好調のあのクラブ。

3連勝のリバプールと、メイソン暫定監督再登板で望んだ前節ユナイテッド戦で終盤に2点ビハインド追いつき、プレーに躍動感も感じられたスパーズ。
ともに復調の兆しを見せている。
数字上まだCL圏獲得の可能性が残っており、それを争うクラブ同士の試合だ。

そして現在4位のユナイテッドを含めた3クラブは、いずれもエメリ就任後勝点を荒稼ぎし6位まで浮上してきたアストンビラとの対戦が残っており、勝ち点3をどこがとるのか注目。ユナイテッド☓ビラは本日4/30 22:00 KOだ。

ユナイテッドが敗れた場合、当然リバプールには希望が見えてくる。
この後はブライトンとチェルシーとの戦いが控えており、未消化7試合中3試合がアウェイ。しかもアウェイ直近5試合は2勝と勝ち点を落とす可能性は大いにある。

都合のいいデータを並べたが、それでも全勝必須かつ他力本願なのは変わらない。あまり期待せず、最終節まで見守りたい。



・結局はあのユニットを止めるかどうか。

スパーズは攻撃時3-4-3(3-4-1-2)。後ろの方の可変はほぼない。
前線はケインが降りて、ソンとリシャルリソンが2TOPになる場面が多く見られたユナイテッド戦。


引いてからのケイン&ソンが中心となったロングカウンターと、WB/DMF/WGのトライアングルにケインが絡んだ縦に早いサイド攻撃がメインウエポンだ。


数字が出ず、スタメンを外れる機会も多かったソンだったが、最近は点に絡まない試合の方が少なくなっており、危険なアタッカーに戻ったと言っていい。
得意の左サイドで起用されたらアーノルドとのマッチアップになる。クルゼフスキの不調で右サイドで起用されることもあるが、ユナイテッド戦では各サイトで高採点を得ており、攻守において躍動していた。左足でも枠内に強烈なシュートを打てるため、注意が必要だ。


ケインについてはボールが渡ったら完全に止めるのは難しいので、パス経路を塞ぐか、それまでに奪ってしまうしかない。渡ってしまったら、右足で蹴らせない守り方をしたい。スパーズの10番はノーステップで逆サイドへのサイドチェンジを平気でやってくる。


3トップの最後の1人はリシャルリソンかクルゼフスキになるが、かつてお隣さんのエースだった前者に出てほしい。ワンビサカとのマッチアップが多かったせいもあるが、ロングボールを全く収められず、パスを受けてもロストが多かった。不満が顔に出やすいので、心理戦もしかけて早いところゲームから消してしまいたい。


攻撃面で気になった場面を最後に紹介してこのパートを締めるが、68:19のシーンでストッパーのダイアーがビルドアップの流れで前線まで上がっていく場面があった。ハイライトにもなっているシーンで最後はフリーでヘディングシュートを打った。
他のゲームを見ていないので、なんともいえないが、攻撃のオプションになっている可能性がある。



・やりなおしからのスパン!

スパーズの守備布陣はケイン前残りの5-4-1。ローブロックを敷く。
4は中央に寄って、中央からサイドに追い込む意図があるかと。


ただユナイテッド戦では締めているはずの中央にパスを差し込まれていた。
原因ははっきりしていて、サイドに誘導したあと、WGがボールホルダーにアプローチをする。すると、一時的に5-3-2あるいは5-2-3になり、中盤が手薄になる。
相手が前進できずサイドを変えようとするのだが、この間にWGの戻りが遅いため、2(または3)の両脇や間にスペースができる。
SBから戻しのボールを受けたCBなどがパスを入れ、ラッシュフォードなどが間受けできていた。


反対サイドに振る過程で、
①中央が手薄だがら、縦に入れる
②スライドが遅いからそのまま振ってサイドで攻める
この2つの選択肢をもちながらプレーできるとチャンスを増やせる。


守備面では、バックラインにも脆さが見える。
ユナイテッド戦の後半は割と改善されていた印象だが、前半はCBの前へのプッシュが弱いので、エリア前でもあまりプレッシャーを受けずにプレーしていた。


加えて、オープンプレーとセットプレーに限らず、相手左サイド、ファーへのクロスでチャンスが生まれやすい。(ペドロポロの背後)


総合すると攻め手は中央突破になりそう。
そして中央突破とペドロポロ背後へのクロス。アーノルドに期待がかかる。



■負傷者

トッテナムはベンタンクールとロリスと主力2人の欠場が痛い。



■各種スタッツ

【Liverpool】
・今季リーグ戦ホームで10勝4分1敗。
・今季リーグ戦ホームで39Gを記録しており、これはシティ・アーセナルに次いでリーグ3番目の数字。

【tTottenham】
・今季リーグ戦アウェイで5勝5分6敗。
・アウェイで31失点。リーグで下から5番目。
・7試合連続で失点中。
・アウェイ過去7戦勝利なし。
・リーグ戦パス本数ランキングでHøjbjerg(5位)とDier(6位)がランクイン。
・現在失点が53。プレミア発足以降の歴代最多失点は92-93の66。



■過去試合レビュー


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