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もしかしたら異国の全く知らないオジサンをビビらせているかも知れない件

20年前にとんでもない奇跡と偶然とご縁が繋がって、私みたいなものがイギリスに約半年ホームステイしていた事がある。

先に言っておくが、、、、話が予想以上に長くなって、書いてる私も嫌になった(書くなよ)
だが、せっかく思い出し思い出し書いたのを消すのはなんなので、結論を先に書き、どうしても暇すぎて眠れなくて羊も1万匹数えちゃったよ、という人は良かったら続きを読んでいただきたい。

いや、今すぐスマホを置いて目をつぶるべきだ、そして羊をまた1万1匹から数えるべきだ(どっち?)
そうでもなくて、読んでくださる方、全力で握手しに行きたいです(来るな)

ほら、すでに長い。

そのイギリスホームステイから20年以上経ってるが、時々「今あのあたりどうなってるかなあ・・・」と思う事があり、FBやインスタでそのあたりについて投稿している人がいないかウロウロ徘徊。

何をしたかというと、当時ホームステイ先のお家があった周辺に住んでいるらしき定年退職したオジサマがはじめたインスタに「いいね」しただけでは飽き足らずフォローしたのだ。

急な見知らぬ異国の人物からのフォロー&いいねに英国紳士オジサマがビビってないだろうか、、、、、というお話です。

・・・・・・・・・

ここからは、余談というかイギリス行きのいきさつなどを・・・(いつかちゃんと書きたいと思いつつ、うまくまとめられずに小出しにダラダラ書いてしまう)

当時私は田舎町の映画館に勤めていた。
個人的に好みの映画がやっているのはミニシアター系なのだが、勤めていた映画館は、田舎としてはそこそこの大きさの映画館だった。
といっても、シネコンという訳ではない。
それに、そこそこの大きさといっても、田舎の中にあるにしては、だ。

そんななか、日々先輩と職場環境としてはシネコンに憧れながら、、、、職場環境と言うのは、シネコンの受付ってほら、あの透明の刑務所の面会の時みたいなやつ(言い方)越しにマイクでおねえさんが澄まして(澄ましてたかどうかは分からないが少なくても大声張り上げなくていい)接客するやつに要は憧れていた。

ちなみに私と先輩が時間差で辞めて、数年後その映画館は場所を移し、文字通りシネコンになった。。。。。もちろん刑務所の、、、ほらあれがあるシネコンだ(いい加減検索しろ私)

まあ、いいけど。聞いてないよ。別にただのいち従業員だっただけだから、いいけど。1年ちょっとしかいなかったただの、、、、いいけど。予定があったなら教えてよ。いいけど(よくないらしい)

なんのはなし?
一応関係があるので我慢して聞いていただきたい。

その当時、母が近所の家に留学?に来ていたフランス人の方と知り合いになった。近所でワンコの散歩をしている時に、すれ違いざま挨拶したり、ちょっと立ち話する程度だったのだが。

そんな時、ちょうど良いタイミング?で、私の勤める映画館で「フランス映画祭」なるものが日替わりで何本も上映する事になった。母は普通の映画じゃ思いつかなかっただろうが「フランス映画なら」と彼女を誘って何回か一緒に観に来ていた。

それがキッカケで彼女との距離もだいぶ近くなったのだと思う。

母は私と違ってコミュ力なんだかんだで高め。あ、ちなみに母がフランス語ペラペラとかではなくそのBさんが日本語喋れたのです(いらぬ母情報)

そのおかげで、のちにフランス人の彼女が「イギリスにいる友人が日本人のホームステイの受け入れしている。むしろ募集?しているけど、誰かいませんか?」みたいな話をもってきたのだ、

映画館でシネコンに憧れ、同時に東京にも憧れていた私は、一度舞い戻っているくせに懲りずに、いつか東京にまた行ってやるんだ!!と密かに貯金をしており、私的にはそこそこ貯まってきていた。

ちょうど仕事も辞めようかなあ、でも辞めるって言いずらいな、しかもシネコン憧れ仲間の先輩も辞めたばっかだしなあ(シネコンに転職したわけではない)お金も貯まってきたしなあ、辞めたいなあ、、、、えっ!!???い、イギリス!!!!!???

「ここに、、、ここにおります!!!!!」とめっちゃ前のめりで挙手をした(もちろん心の中で)

分かっちゃいたと思うが、何しろコミュ障の割には私は出たがりの好奇心旺盛生物(厄介)

「ハロー」「サンキュー」「グッバイ」

だけで半年乗り切ろうとしたのか、あの頃の思考回路が全く理解不能だが、海外に行けるという事だけで(旅行経験も無し)このチャンスを逃してはいけない!言葉がなんだ!知らん!!と、かなりの迷惑決断を下し、一歩どころか100歩くらい踏み出してしまった、踏み外してしまったともいう若かりし20代前半の私。

そんな経緯で、英国留学ともちがう、ワーキングホリデーとも違う、日本人とのコミュニケーションもままならない私が、しかも日常英会話すらほぼ話せないのに、ただ何となくなんちゃって留学(もったいない)を決行。

結果、当然現地でホストファミリー始め、英国の方々とコミュニケーションが上手に取れるわけもなく、半年近くいたが、英語力は全く壊滅的に上達せず。

ただ不思議な事に「耳」から言葉は入るのでリスニングに関しては、だいぶわかるようになっていた、、、、気がする。

普段の会話をはじめ、映画やテレビ番組ももちろん字幕など付いていないので、必死に聞き取ろうとするからか、単語単語で結構聞き取れる言葉が多くなった。普段日本にいると字幕に頼りっきりで、聞いてるようで聞いてないんだなあと実感した。

それはいいが、とにかく私は言葉が出て来ない。日本に居てもそうなんだから、海外にいったらなおさらだよね。

人間がダメなら動物だ。と思った訳ではないが、そのお家にはワンちゃん猫ちゃんが一人ずついてくれた。

二人とも人見知りせず、どこからともなく現れた謎の東洋女(わたし)に懐いてくれ、猫はほぼほぼ毎日自室にいる(一応一部屋私用にあてがわれていた)私の元に来ては、ベッドでスヤスヤ眠ったり、ソファーで気ままに過ごしたりして、何かと寂しさを癒してくれた。

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ワンちゃんの方は、毎日学校に行くわけでもなし、なにかしら活動をしに出掛ける訳でもなしな私をどうにかしないとと思ったのか(もちろんワンちゃんでなくホストマザーの方がね)毎日の散歩を仰せつかさどったので、これ幸いにと、毎日朝昼晩?いやそんなには行ってないが、隙あらば近くの浜辺まで連れ出して、ボール投げ遊びをした。

海外しつけのされているワンコあるあるなのか、基本的にリードは無し。
浜辺へ向かうまでの住宅街(5分ほどある)もリードなしでタッタカタッタカ先を走るので、いつも気が気ではないが、私なんかよりよっぽどイギリス事情を熟知しておられるお犬様。1回だけなにか猫?かリス?がちょろっと出てきたのを追いかけてしまった時は相当焦ったが、本人は遊んでいるつもりでちょっと追い払っただけで「ごめんごめん、行こうか♪」と言わんばかりに、ニコニコ?いつもの道をタッタカタッタカした。

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なにが言いたいかなかなかたどり着けなかったが、そうこの時に散々毎日散歩した散歩道や近くの海岸、浜辺の風景が時々無性に見たくなる。

今どうなっているんだろう、あのやってるのかやってないのかよく分からなかったビーチハウス?はまだあるのだろうか?景色は様変わりしているのだろうか??

当時私を受け入れて下さったホストファミリーに直接連絡とればよかろうという声も聞こえてこないでもないが、なにせコミュ障。
そしてあれから1年くらいは電話がきたり(会話になっていなかった記憶だけはある)エアメールを送ったりした覚えがあるが、とんとご無沙汰なので、そういう時こそfacebookやろ!天下のマークザッカーバーグ氏の手を借りたまえ!という声も聞こえてきそうだが、なにせ繰りかえすがコミュ・・・・・以下略。

そう思った時、思いついたのがインスタ投稿だった。

そして、何気ない日常をありのまま投稿してくださるオジサマにたどり着いたのだ。

見覚えのある懐かしい景色、お世辞にもあまり美味そうじゃない、インスタ映えする訳でもないイギリス料理(ビーンズとなにか茶色い肉これもなんとなく見覚えある)、自らの自撮り(顔だけ妙な位置で)をアップしているオジサンのインスタ。

決して映えていないイギリスの庶民の普通の暮らしのインスタ最高(褒めています全力で)これが見たかったのよ!!とすかさずいいね&フォローしてしまった。

いや、ちょっと待て・・・・

フォロワー1万人とかのインフルエンサーとか著名人とか、お店のアカウントならまだしも、明らかに身内くらいしかフォロワーがいない本当に一般のしかもどう見てもインスタ使い慣れていない、常にいいねがささやかに一桁台のオジサマのインスタに、突然謎の異国の人物(わたし)が参戦してしまった、しまたーーーーーー

オジサンが「え?誰??サイバーテロ???」と焦ってアカウント削除しない事を祈る。いや、ブロックされるだけか私が、、、、

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なぜか食事の不味いと評判のイギリス滞在中に7㎏肥えた私です。何故?


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