見出し画像

名前を呼んでもらえないあの人?「TheCounselor」:悪の法則

何回観ても
「これはどういう事だったの?」
「あれはどうなったの?」
「????」
が満載でなかなか理解が難しいが、なぜか繰り返し見てしまう映画が
「悪の法則」原題は「The Counselor(カウンセラー)」だ。
(日本公開2013年11月15日 監督リドリー・スコット)

豪華~✨

主役級の俳優が勢ぞろいしている事でも、当時相当な注目を集めた作品。

・ブラッド・ピット
・ペネロペ・クルス
・マイケル・ファスベンダー
・キャメロン・ディアス
・バビエル・バルデム

など、「え?誰が主人公??」と思う顔ぶれ。
そのほか、結構有名な俳優が「そんなちょい役?」という感じに出ている。

日本の予告や作品紹介では、やけに「黒幕は誰?」「誰が一番悪いのか?」
的なあおりをされがちだが、
この映画は、単純に「じゃあ結局誰が黒幕だったの」というお話ではない。
サスペンススリラー、というよりは意外かもしれないがとても「哲学」めいているお話でもある。

だから、単純に善人悪人の世界観で観ていると、訳が分からないし、振り回されて結果
「有名な役者が出てるのによく分からなくてつまらない」になってしまう。

かく言う私も「理解したうえで観て面白かったですよ」とは言えず
むしろ今だ「?」満載状態。
それでも、実際に繰り返し何度も見て、いろいろなネタバレ、考察サイトを巡ったり、自分なりに調べ解釈できるところはして、それでもまだ「???」が多い映画だ。

だから、それが「おもしろい」になっているのかどうかは分からないが。

俳優さんも豪華なら、それぞれの役柄も個性的。

「チャーリーズエンジェル」シリーズみたいな、ハッちゃけたキャラクターのイメージが強いキャメロン・ディアスも、ここでは抑えた演技
「マルキナ」という何を考えているのか分からない、クールなキャラクターで、それもまたはまり役。

相変わらずファッションの鬼
彼氏?を見る目冷ややかすぎるだろ・・・

マルキナねえさんの登場シーンは、二匹の「キャットたち」が、広い草原?で夢中になって「狩り」をしているところを、それはそれは楽しそうに、まぶしそうに見つめている場面。

二匹のキャット(チーター)>彼氏(バビエルにいさん)なマルキナねえさん

そして、物語の最後の方では、二匹の「キャットたち」への想いと共に、何やら不穏な事をにこやかに語っているマルキナねえさん(バビエル、、、)

この微笑、逆に怖い。

一見、まるで悪女代表のようにふるまう彼女の行動も、どこか野生的で、もしかして「野生の世界を生きる動物」としてみれば、極々普通の行動なのでは、、、、と思ってしまうのは、偏りすぎだろうか。
まあ、現実にこんな人近くにいたら怖すぎるんだけど(なんだかビックキャットちゃんたちもいるし、、、いやそれはいいけど)

私的に気になるところは「おなかがすいたわ」的なセリフ。
物語的に、言う必要ある?みたいな場面で彼女は「おなかがすいた」という。
野生の動物は「おなかがすいている」時が一番気が立っているのではないだろうか。そして、獲物を狩りに行く。ねえさんも・・・・

なにかの前触れの時にこのセリフをあえて言っているとしか思えないのは、考えすぎ?

最期に・・・・

この人みたいになっちゃダメ

超絶、単純な感想、と言うかこの映画を観ての教訓は
「人の意見はちゃんと聞こう」
と言う、なんだか小学校低学年で習いそうな事なのかもしれない。
本当に単純すぎる考えだけでまとめると。

何言ってるんだと思われそうだけど、これ何回も見て本当に、主人公のカウンセラー(何故か一度も名前が出てこない。みんな「やあ、カウンセラー」など職業名で呼ぶ。)がいろんな人にいろんな忠告や意見、警告めいたことをちょいちょい言われているにもかかわらず「はいはい」と受け流した末(ちょっと違うけど)に起こる結末が「だから言ったでしょーが!!」と思わずにはいられない。

そして、この映画公開後は、何もないだだっ広いハイウェイを大型バイクで猛スピードで走る若者たちが激減したとかしないとか・・・・
あと街中をジョギングしている人とすれ違う時、やたらビクつく人が増えたとか増えないとか・・・・(勝手な推測)


この記事が参加している募集

スキしてみて

映画感想文

さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!! 貴重なあなたの時間の一部が、よいものとなりますように✨