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2月に読んだ本たち(さくらももこ祭り)

今月はまだ1日あるけれど、たぶん今読みかけのものはまだまだ読了できなそうなので、もうあげちゃえ!!という事で、、、

題名からも予想がつく「2月に読んだ本」の紹介という名の、ただの個人的な健忘録。

この中の文章はおもにAmazonの書籍紹介からの引用。

来世の記憶(藤野可織)

途方もない悲しみと誇らしさ。そんなの、女の子なら誰だって経験してる。

「あたしの前世は、はっきり言って最悪だった。あたしは、おっさんだった」地球爆発後の近未来。おっさんだったという記憶を持つ「あたし」の親友は、私が前世で殴り殺した妻だった。前世の記憶があるのは私だけ。自分の容姿も、自分が生きてきて得たものすべてが気に入らなかった私は、親友が前世の記憶を思い出すことを恐れている。(「前世の記憶」)ほか、全20篇。その只事でない世界観、圧倒的な美しい文章と表現力により読者を異界へいざない、現実の恐怖へ突き落とす。これぞ世界文学レベルの日本文学。

前世の記憶でなくて「来世の記憶」ってどういう事??
という疑問をもって読むと、なおさら混乱するナンセンスワールド全開な短編集。ふと、お名前に見覚えがあって、そういえば何年か前に買って、今だ積読中の「ドレス」も藤野氏の作品だった、、、読まなければ!!と思いつつ立て続けは脳ミソがグチャ!としそう・・・と思い未だ積んでる(読め)

特別ではない一日(kaze no tanbun)

この本はあなたの本棚のために特別に作られました──。
西崎憲がプロデュースする短文集シリーズ〈kaze no tanbun〉第一弾。現代最高の文章家17人が「特別ではない一日」をテーマに、小説でもエッセイでも詩でもない「短文」を寄せました。作品同士が響き合い、まるで一篇の長編作品のようにも読めるかつてない本です。

【著者】
我妻俊樹/上田岳弘/円城塔/岡屋出海/勝山海百合/小山田浩子/岸本佐知子/柴崎友香/高山羽根子/滝口悠生/谷崎由依/西崎憲/日和聡子/藤野可織/水原涼/皆川博子/山尾悠子(50音順)

藤野氏繋がり、、、、という訳ではなかったのだけれど、たまたまかぶっておられた(?)こちらはたくさんの作家さんの作品が読める短編集。
なんだか題名ってある意味ジャケ買いにも共通して、結構重要だよなあ(今更いう事でもないが)装丁、題名がもしピンと来なかったら手に取らない本もある訳で、そう言う意味では結構読まずにもったいない事をしている作品もいっぱいあるんだろうなあ。。。

もものかんづめ(さくらももこ)

「こんなにおもしろい本があったのか!」と小学生からお年寄りまでを笑いの渦に巻き込んだ爆笑エッセイの金字塔!! 著者が日常で体験した出来事に父ヒロシや母・姉など、いまやお馴染みの家族も登場し、愉快で楽しい笑いが満載の一冊です。
短大時代に体験した、存在意味不明な食品売り場でのアルバイト。たった2ヶ月間のOL時代に遭遇した恐怖の歓迎会。さくらももこの原点を語る大ベストセラー

ここから始まる、ひとり「さくらももこ祭り」開催!!
以前にも感想を書いた「ひとりずもう」(コミック版)を読んだきっかけで、改めてさくらももこワールドに浸りたくて。エッセイ、、、なにこれ面白すぎ!!

さるのこしかけ(さくらももこ)

食中毒と台風のダブルパンチに見舞われた台湾への旅行記。怒り爆発寸前、でも今となっては懐かしいインド旅行。出産への恐怖をつのらせた“痛み体験"…。読んで悔いなし、ズッコケ談続々と登場。

引き続きエッセイシリーズ。日々の出来事を面白おかしくここまで書けるのはさすがのさくら先生!「ぐうたらの極意」なんかは傑作で、いかにして「ぐうたら」過ごせるかを事前準備をはじめ環境づくりなど事細かに、真面目くだらなく指南している話。
これだけで1冊作ってもらいたいくらい傑作だと思う(ぐうたらしたいから言ってる訳じゃないよ)

たいのおかしら(さくらももこ)

歯医者に行く時のイヤーな気持ちを綴る「歯医者に行く」。さくら家を揺るがしたドーナツを巡るミステリー…「消えたドーナツ」。静かに思い出す「二十歳になった日」。姉との幼年時代の写真付き。

ここまで読んだら、エッセイのシリーズ読破したいよね。という事で第3弾。なにより装丁が可愛すぎる。大好き。
このシリーズは、子供の頃の話(まるちゃんの頃)もあるが、主にその後や大人になってから、漫画家になってから、結婚してからのエッセイが多くさくらももこ氏の周りの人たちなんかもいろいろネタにされていて、面白い。

「ちびまる子ちゃん」はあくまでフィクションだけど、もちろん作者の幼少期の頃の出来事なんかを土台にしている話が多く、その中では割とクールな存在?だった「お姉ちゃん」が実際には「まるちゃん」に結構負けず劣らずハチャメチャで、お見合いに行きたくなくて大暴れしたり、UFOや超能力などの不思議ものが好きすぎたり、急に尼さんになりたいと言い出したり・・・いい意味で期待を裏切る、さすがさくら姉!

そういうふうにできている(さくらももこ)

子どもができたその日から、十月十日のスッタモンダ! 妊娠判明から命名まで、著者1年半ぶりの最新作は、笑いも涙も感動も全拍子そろったスペシャル版。すっとこどっこいの日々さらにパワーアップで大笑い保証付。

3部作?が終わっちゃったなあ。。。と思う暇なく引き続き。
面白おかしい話も秀逸だけれど、時々ふいにすごく哲学的な?事が話に上がったり、ああ。この人はやっぱり普通ではない、特別な世界観、なんと言っていいか分からないがとにかく「凄い人」なんだなあと思った(語彙力)
「悪阻」と「手術」の回では特にそういう話でジーンとしたと思えば、次の話では便秘で1時間以上トイレでスッタモンダした話やら、出産後オナラが出るまで食事が食べられなくて大泣きした話、なんかで笑いをぶっこむ所はさすが。

あのころ(さくらももこ)

てきやの話術につられて買ってしまった「まほうカード」のからくり。ガラクタの処方に困り果てた家庭訪問の思い出。「まる子」だったあの頃をふりかえる、爆笑と郷愁のエッセイシリーズ第1弾。

新たな?3部作シリーズ。
前のエッセイシリーズが「まる子」後や大人になってからシリーズとすれば、こちらはまさに「まる子」時代ど真ん中。
これはコミックスと合わせて読むとなお面白い。もちろん単独でどちらも十分に面白いけれど。エッセイは実際にあったことをもとにしたコミックスのさらに深堀要素が多く、まるで各話の続きや付録を読んでいる気分に。
これも一気読み必至だったなあ~。

まる子だった(さくらももこ)

まる子だったあのころをつづる爆笑エッセイ。
大ヒット漫画『ちびまる子ちゃん』の作者が、子供時代を振り返る第2弾! ノストラダムスの大予言、モモエちゃんのコンサートetc.…爆笑と郷愁がこみあげる傑作エッセイ!

ももこの話(さくらももこ)

大ベストセラーの自伝爆笑エッセイ、完結編!
食べ切れなかった給食。父ヒロシと懐メロを歌いまくったお風呂の思い出。小学3年生だった「まる子」も…。爆笑と郷愁の人気シリーズ、完結編。

「まる子」時代シリーズ完結。とっても面白かったしお腹いっぱい。
読み終わってから気づくのも遅いけど、この題名って
「あのころ まる子だった ももこの話」って繋がってたんだ!!(遅いて)うーーん、まだまだ読みたい。
ちなみに、全シリーズの装丁がなんかイラストでもないしなんだろう?と思っていたら、作者本人がカバー用にその都度手作りしたというから驚き。
「あのころ」は卵の殻のモザイクアート。他にも当時飲んでいた錠剤や正露丸、蕎麦の切れ端、100均のボタンを使ったりして作ったとの事!!
「まる子だった」「ももこの話」も違うパターンでの手作りの苦労話?が見所でもある。表紙を作るはずが、なぜか全く関係ない髪留めを夢中になって20個も作ってしまったなんて裏話もあって、あとがきまでしっかり楽しませてくれる。

さくら日和(さくらももこ)

息子の疑念にドキドキ…待望の爆笑エッセイ!
息子には「もしかして、ママはさくらももこなの?」と疑われ、社員旅行についてきた父ヒロシは台風を呼ぶし…ももこの世紀末はいろいろありすぎ! 爆笑エピソード満載

離婚話からはじまり、息子や再び同居している両親との話、仕事仲間との話と、相変わらずの面白さ。仕事以外の事にも(以外の方がなお?)全力投球、お世話になっている編集者の方を勝手にお祝いする会を主宰するにあたって、シナリオまで作り、オリジナルグッズまで作り、ひとりの人を驚かすのにすごい労力を使っている。この人の遊び心におけるパワフルさにひたすら圧倒されるばかり。スゴイ、ホントに凄いんだって!!(語彙力、、、)

さくらえび

家族や日常のことだったら、その爆笑度並ぶものなし!
ももこが編集長として、取材・文章・漫画すべてを一人でやっちゃった、
2000年記念の奇跡の面白雑誌『富士山』(全4号)からの選りすぐりに、
2002年発行の5号から「植田さんの深まるくだらない願望」「必見!! おならレポート」(笑い死にご注意! )の2本、
『富士山』未収録分7本も加えた、大満足のエッセイ集。
父ヒロシも息子も全開だよ!

日常生活と言いながら、ビートたけし来宅話や倉本聰とのラジオ出演話、お店でみのもんたがたまたま隣席にいた話、など相変わらずスケールがデカい「日常」から、大人なのに警備員さんに怒られた話や父ヒロシがオーストラリアでシルクのパンツを手に入れた話など、面白エピソードも健在。

エッセイだから読みやすいんではなく、この人の書くものはスルスルと入ってきて読み進められてしまう、なんだか分からない引力があると思う。引力と言うより魔力?依存性??さくらももこ中毒??(失礼だよ)
もっと読みたい。もっと読みたかったよ。さくら先生。

だけど

まだまだエッセイは残されている。

今度はもっとゆっくり読んでいこう。

今まで読んだものも、一生かけてまた繰り返しゆっくり噛みしめて楽しもう。
こんなに遊び心のある人、あたしゃ見たことないよ。


まだまだ足りない。まだまだ、、、、。


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