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タバコが違法になる日

 タバコが嫌いだ。最近特にそう感じる。かくいう私とて若気の至りでタバコを吸っていた時期があって恥ずかしい限りなのだが、タバコを吸う人のことが好きじゃなくなってしまったのだ(笑)  自己中心的な私は、自分のことは棚に上げて嫌煙活動でさえできるほど 面の皮が厚い人間である。勝手だなぁとは思うが 仕方ない。
 以下、少々極端に自分の気持ちを増幅して語ってみたい。お気を悪くされる方もいらっしゃるとは思うが『ものいはぬははらふくるるわざ』、ジジイの独り言だと笑って許してくださいな。

 タバコのニオイというモノは吸っている本人が思っている何倍も臭いし不快である。最近は電子タバコなどというものが出回っていて、喫煙者はさも周囲に迷惑はかけていないような顔をしているが、その電子タバコとて臭いということを彼らは知らないのだろうか? 吸殻を機械から引き抜いて灰皿に捨てる時の刺激臭など、紙タバコより臭いくらいだ。大きな顔はしないでほしい。

 また肺がんや胃がん、食道がんなどは非喫煙者とは比較にならない発症率であることはご存知の通りだ。よく自分が吸って自分が死ぬのだから他人がつべこべ言うな という論理を振りかざすバカもいるが、そのバカの医療費についても、本人は一部しか負担しないのである。病床の占有、医療関係者の労力もかかるのだ。偉そうにわかったようなことを言うべきではない。

 またタバコ代に匹敵する無駄なものは見つけ難く、1日1箱吸えば単純に1ヶ月あたり2万円弱を捨てている計算になる。それだけあれば誰かとのちょっと贅沢なご飯に代えられる。また例えばユニセフなんかに寄付したらどうですか?と言いたい。もしどこの誰かもわからない奴にあげるのはイヤだというなら、せめて恋人や伴侶のプレゼントにしたら 随分喜ばれると思う。

 私がハラ立つのは、喫煙者はそれが当然の権利だと思っていることだ。当たり前であるかのようにタバコを吸う。ホント バカ言っちゃいけない。そんなこと当たり前でも何でもない。自爆行為だけなら百歩譲って目をつぶったとしても、副流煙がほぼ出ないから分かりにくいが、確実に周囲に有害物質を撒き散らしながら 死に急ぐ行為は破滅的だとしか言いようがないのである。少なくとも肩身の狭い思いをしといてもらわないと胸糞悪い。

 各企業は SDG's だとかなんとか言って、自社の宣伝材料にしているが(SDG's などというモノ、その意味しかないと私は思っている)、タバコを違法化することは SDG's の課題に対する有効な解決策だと思うのだがいかがだろう? ストローを紙にしたりスーパーのレジ袋をどうこう言う前に、タバコをやめさせる方がよほど有効だと私は思う。

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 さて散々偉そうにゴチャゴチャ文句をたれたが、次稿ではタバコが違法になった世界を語ってみたい。


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