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仕事で得られるもの


お金

「なんのために仕事をしてるの?」
と何気なく聞けば、割と多くの人がお金と答えます。

インターンシップで仕事をしたことがない高校生や中学生ですら、そう答えます。

生活するためとか答える人もいますが、生活するにはお金が必要だから、結局はお金なのです。

でも、これは本当のことです。

すべてのサラリーマンは、お金のために仕事をしていると言っても過言ではありません。

お金が、勝手に生まれてくるとか、仕事をしなくてもお金は入るという人は、そもそもサラリーマンでは無いのです。

サラリーマンである以上、お金のために仕事をするという、宿命からは逃れられないのです。

やりがい

「やりがいを持って仕事に取り組む」という人もいますが、やりがいって与えら得るものではありません。

やりがいは、自分でかってに得るものです。
与えられるものではありません。

過去10年間で600名以上の様々な業種のスタッフインタビューをしてきた経験から、入社4,5年目からやりがいが話せるようになってきます。
10年以上になると、たいてい人ははっきりとその仕事のやりがいを話すことができます。

やりがいの本質とは、人の役に立つことです。
自分のことではありません。

特に10年以上のベテランの人が答えるのは、お客様からの感謝や地域、社会への貢献がやりがいに通じています。

例えば、土木作業をしている人であれば、道路が完成した後に、その道路を通るたびに自分が作った道路だと思うそうです。街路樹の手入れをしている人や信号機を設置・補修している人、電灯を設置している人なども同じです。人と接する仕事であれば、利用者からの感謝の言葉や笑顔がやりがいだと言います。

これが、本来の報酬だと思います。

自己成長意欲の高い人

仕事をする中で、自己成長に価値を見出す人と、そうではない人がいると思います。自己成長できる人は、常にチャレンジしその課題をクリアすることに喜びを見出していたりします。

これまで出来なかったことができるようになったり、難しいと思っていた仕事を完遂できたときに、自己評価が高まります。そしてそれが自信に繋がり、自己成長の好循環スパイラルに入っていくのです。

こうした人は、組織の中ではリーダーとして全体を牽引していく役割を担っていきます。常に前向きで、失敗しても経験と捉え、全体を鼓舞する。

そして、組織全体にも良い影響が出て、組織も一緒に成長する。

これがわりと理想的な自己成長のテンプレートだと思います。

自己成長意欲の低い人

では、自己成長に重きを置いていない人は、組織の中で不要なのか?というとそうではありません。

自己成長に重きをおいていない人は、自家発電ではなく受電して動いているだけなのです。

自己成長意欲の高い人ばかりだと、話がまとまりません。

船頭多くして船山に登る

リーダーが多いと、プロジェクトが崩壊するのです。

そこで大事なのが、自己成長に意欲が低い人達です。彼らは、自ら率先することはありませんが、役割に関してはちゃんとこなします。

こうした人達は、マネジメントに長けています。自分の仕事を些末なことで害されたくないので、常に面倒事には目を光らせています。
しかし、こうした人でなければ作業をこなせる人はいません。

自己成長意欲が低いからと言って、卑下する必要はないのです。
人にはそれぞれ役割があります。こうした人達はマネジャーとして活躍すればいいのです。

誰もがプロフェッショナルになれる

それぞれが、自分の役割を認識し、責任を果たすことで結果は生まれます。
当たり前のように結果を生み出すことが出来るようになるとき、人は、プロフェッショナルになるのです。

その成果の質や量ではないのです。

安定的に望まれた結果を出し続けること、すなわち、期待値に常に応え続けられる人のことをプロフェッショナルというのです。

仕事は、必ず人を成長させます。
その人が望む、望まずに関わらず。

だから、今いるところで結果を出すことがとても大事になってくるのです。


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