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【ADHD/ASD】バ先で打ち明けたら、トイレで泣くことになった話


先日、思い切って、バイト先に、私にADHDとASDの傾向があることを伝えてみたんです。
結果、私はトイレで泣くことになりますが、その理由はのちほど。

まず私は、自分自身をADHD/ASDのグレーゾーン未満と表現しています。
詳しく知りたい方はよければ読んでみてください。↓

診断こそ下っていませんが、私は確実にADHDやASDの性質を持ち合わせていると考えています。

私がアルバイトで特に困っていたのは、自分自身の不注意です。
お金をもらう代わりにお店の力になるために行っているはずなのに、1回出勤する度に、最低でも1個は必ず、周りに思いっきり迷惑をかけるミスを生み出して帰ってくる。
このアルバイトを始めて約1か月ですが、出勤する度に自分が嫌になってしょうがなかったです。
あらかじめ言っておきますが、私のミスは「始めたばかりだからミスするのは当たり前だよ!気にすることないよ」の範疇を、少しばかり(いやだいぶ?)超えていると思います。
ミスばっかしていると、仕事中だけじゃなくて休憩時間とかの割とプライベートな時間でさえも、積極的にお話するのが気が引けてしまうんです。
最初は皆さんと仲良くなりたくて、コミュニケーションを自分なりに頑張っていたのですが、だんだん、心から笑えなくなってくるんです
「ミスばっかりしてるのにプライべートでは、いっちょまえに自分の意見言ってくるヤツ」になりたくないな…とか思っちゃって。

しかも私、自分の頭の中のことを言葉にして人に伝えるのが超苦手でして。
頭の中に浮かんだ言葉をそのまま発してしまうからなんですかね?
主語ないし順序だてバラバラだし。
余裕がないときなんて特に。
だから、ミスしたときとか焦ってるときとか、たぶん小学1年生の言葉なりに何言ってるかわからないだろうなって思います。

それもあって、「超扱いづらい子」認定されてるんだろうなって思ってたんです。

ある日の夕方、私がシフトの確認不足で出勤せず、副店長の女性から電話がかかってきました。
予定が立て込んでいた週で、自分でイレギュラーなシフトで提出したのですが、そのイレギュラーが仇となりました…汗
それまでも数々のミスが続いていたので、そこが「もうさすがにやばいな」と思ったポイントとなりました。

そしてその翌日。
バイトの休憩時間がたまたま副店長と被りました。
私のADHD・ASDはいつかは伝えようと思っていたのですが、その状況が気まずすぎて、「今だ!」と思って切り出してみました。
副店長は若干裏表のある”THE・女の人”っていう感じの性格で正直少し怖かったんですけど…
私「少し重い話をしてもいいですか?」
副「え、なになに?全然いいよいいよ」
私「ADHDとかASDって知ってますか?この前病院に行ってきたのですが…」と、経緯を(ADHDのこと中心に)簡単に伝えました。
正直私、迷ってたんです。
ちゃんと診断をもらったわけではないので、そんなのただの甘えだと思われるかなと思ったし、自分でもそう思う節があったので…。
でも結果、伝えてよかったと思いました。
副「話してくれてありがとう。何か対策あるかな。」
 「そういうの持った人たちって、確か具体的に伝えるといいんだよね?紙に書いて渡すとか」
 「レジより品出しの方が気が楽とかある?忙しい時間帯のレジはまずは避けよっか」
というふうに前向きに捉えてくれました。
ちなみに実際いま、伝え方やシフトの組み方で、その配慮を実感しています。

それから、個人は特定されないと思うので書いてしまいますが、
副「私は、本当に方向感覚が無いんだよね。何回も違う人の家に入ったことがあるし。診断は受けてないけど絶対何かしら持ってるんだよね。(笑)誰だって何かは抱えてるものだよ。だから、ネガティブになりすぎないでね」
という言葉もかけてくださって。

わたし的に本当にありがたかったです。

ちなみに、
私「ADHDのなかの不注意の特性が強いかなと思います」
と伝えたら、「ああ(笑)」みたいな感じで納得されました。(笑)

それから、教える立場にある他の社員にも、まるさんのこと話してもいいかいと聞かれ承諾したので、
副店長から話を受けたのであろうとある社員さんから、こんな言葉をかけてもらいました。

「まるさんの話ちょこっと聞いたよ。わからないこととか困ったことあったら本当になんでも聞いていいからね。私の教え方もわかりづらいところあったよね、ごめんね。私も一回聞いただけじゃ覚えられなくて何回も聞いちゃうし…。何回でも聞いてくれていいからね。何度でも何度でも同じ話をするから。

文面だとあまり伝わらないかもしれないのですが、目をまっすぐ見て言ってくださって、胸にくるものがありました。
私は普段、映画をみても全く泣かないので、年に数回泣くか泣かないかの程度なのですが、このときはトイレに行って一人で泣いてしまいました…。

もちろん、皆さんの配慮に甘えてあぐらをかくわけではないですが、私は他人に期待されない方がプレッシャーがかからず頑張れるタイプなので、極端に言えば「できなくて当たり前」のようになったことで、信じられないくらい心が軽くなりました。
ゆっくりゆっくり自分のペースで前に進んでいこうと思います。


悩んで悩んでどうしようもなくなった時、少しでも、受け止めてもらえそうな環境だと感じたら、自分の弱みを思い切って打ち明けてみるのもアリかもしれないです。
もちろん、理解を得づらい環境で、告白したことで逆に傷つく結果になってしまう場合もあることは承知で、私は本当に恵まれた環境にいるなとしみじみ感じております。

それでも、
理解してくれることもあるんだ、
世の中捨てたもんじゃないな、

と、あなたの心が少しでも軽くなったら。


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