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心。      稲盛和夫著

選んだ理由
今、このタイミング…と思いました。

①人生の礎を築くことについて
心を高めることと利他の心で生きる事。心に始まり心に生きる。音も簡単に何時を成し遂げる美しい心とは、常に感謝を抱き謙虚に自分を率するということ。清らかな人間ほど、目の前の目標も人生の目的も、けがれた人間よりはるかに容易に達成できる傾向がある。4′40″

②善なる動機を持つことについて
例えば、家系を助けようとか、家族を守ろうとか他者への思いやりからきたものと、自分の欲得や保身、人からの高評価を受けたいがために結局は自分のために行った行為か結果が違う。他者のためにする思いやりは、善なる動機とイコールなので成功する。動機が利己的や邪であればうまくいかないし動機が全であればうまくいく。揺るぎない強固な善の土台であれば、そこに立派な建物が建つことが出来る。動機が不純であれば何事もうまくいかない。利他の心の重要性を、著者はこれでもか…と述べている。大切な事は、相手が得をするようにという思いを基準に行動する。利他は真我とイコールで利己は自我とイコール。著者の文章を要約するとこうなる。しかし、宇宙には巨大化したものを亡ぼすもう一つの力がある。足るを知らずに、謙虚さを忘れて自らの欲望のまま拡大ばかりしていくとバランスを崩してしまうことになる。7′47″

③美しき心根をそだてることについて
著者は、ジェームスアレンの言葉を引用して、人間の心は庭と言っている。私にはとても分かりやすい比喩なのでここに書きましたが、著者である稲盛さんは、どんな時でもお庭の手入れを怠らないことを心というものに置き換えて話している。例えば瞑想することは、心がきれいなお庭の様に手入れされていることを言うという。そして、心を磨いて真我の状態から物事をみたら一瞬で全てが分かってしまう。真我とは宇宙。宇宙と自分が一体になった状態。お釈迦様の悟りの状態。宇宙の流れと合致しているという。4′19″

気付き
前から気になっていた京セラの稲盛和夫さんのご著書を、やっと手に取れました。第5章+αの本を20分弱で私の今必要な部分をつなげながら読みました。経営者は、どんな人が適役かという部分は、サラリと読みましたが、能力よりも心根と著者は言っています。どんな力を得ても、変わらずおごらず慢心をおこさないこと…などが書かれてます。私は今回心について考えたくて、どうすればビジネスを始めた自分が美しい心のままで成功できるのか…そんなことを私自身のテーマとして読み、繋げてメモしました。新しく知ったことではないですが、稲盛さんの言う、真我と自我。そして利他への思い。ここには、崇高な心が必要と感じました。私個人の意見ですが、崇高な心や人格がないと、利他にはならず、言葉は好くないですが単なるお人よしになる。自己満足の人。そうならないための真の賢さが必要だと思う。本は異なりますが…ここで、松下幸之助さんのいう素直な心なのだ…と改めて思いました。

読書時間
16′46″~20分程+まとめ時間若干

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