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経営の猛者

このブログが紹介された。

彼と直接会ったことはない。
noteのコメント欄も閉じられている。
お互いの記事を読んでいるだけの関係だ。
しかし、お互いに通じる何かがあったことに驚いた。


最初に彼の記事と出会ったのは「小さくて強い店」というキーワードに惹かれてのことだ。

BtoC、つまり個人相手の商売は難しい。
その中でも「小さくて強い店」というのは、特に実現するのが難しい。
「利益」と「安定」のバランスを担保するための「クオリティ」が必須となるからだ。
経営者としての彼の本気の考察をぜひ読んで欲しい。


まだ「税務調査」というものを体験していない経営者の人は、この記事も読んで欲しい。

私は衝撃を受けた。
唯一、刺されたのは「仕事用に買ったスーツだけ」というもの。
税務調査の情報は貴重だ。
また、税務調査では経営者としての在り方が問われる。
是非、この記事の感動のラストを見届けて欲しい。


事業拡大を目指している経営者の人は、この記事も読んで欲しい。

人材、資金、融資、利益、設備投資、内部留保など、経営者が避けて通れない「葛藤」について、赤裸々な思いが書き綴られている。
経営者は皆、おおよそ同じようなことに悩む。


あと、これは驚いた。

彼のブログを私がフォローした後に公開された記事だ。
「義母と娘のブルース」というドラマ制作に関わっていたらしい。
私が不覚にも2度見て、何度も涙を流したドラマだ。


客商売の経営者は、個人を見る目が鋭い。
例えば、個人の消費活動は、給料日前後に大きく動くこと。
給料日直後は、1万円札が多く動くことなど。
企業にとっての月次決算は、個人の給料日ということだ。
企業間取引を行っている経営者にとって、見習うべき視点が多い。

特に彼の「洞察力」と「推測力」は鋭い。
少しの情報を深くまで捉え、関連した情報と結びつけるのが上手い。
こういった能力は、全ての経営者が身につけるべきものだ。

彼が私のことの言及した記事にこうあった。

黒塗りさんは職人ではないだろうけれど、ぼくの考える ”プロ経営者" タイプの方だと思う。

noteを始めた理由を「好奇心から」と、何処かで書かれていた。こういった人は、いつ止められ読めなくなるかわからないので今のうちに一読をお勧めする。

https://note.com/itsunari68/n/n7f371054a53b

前半の ”プロ経営者” と言うのは有難く否定したいが、後半は痛い。
「好奇心ではじめた人は、いつ止めるか分からない」とのこと。
実に鋭い。

彼は確実に「経営の猛者」だ。

彼は既に事業を別の経営者へ引継ぎ、自分はFIREしているそうだ。
しかし、こんな書籍を出版するくらいだから、きっとまた新しいことをやっているに違いない。

※ Amazonのアソシエイトとして、「そこらへんの経営者」は適格販売により収入を得ています。

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