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男女の思惑違い。伊藤詩織さん事件に思う事。

最近、伊藤詩織さんの事件が気になって仕方ない。暇があるとツィッターで関連したツイートをチェックしてしまっている。しかし、元々私はこの事件に興味がそれほどあった訳ではない。週刊新潮の記事も読んでいたし、伊藤さんの記者会見の様子もテレビで見ていたが、なんか知らんが、若いお嬢さんが就職の斡旋をネタに、現政権に近いジャーナリストのオジサンにレイプされちゃったらしい程度のものだった。私の母は会見の様子を見て、「髪まで薄くなっちゃって、きっとストレスね、可哀想に」と言っていたが確かに、この時の伊藤さんは年齢より疲れ気味で、髪も分け目が目立ち老けて見えた。それからはあまりメディアで彼女の姿は見なかった気がする。出ていたのかもしれないが、私はそこまで気にしていなかった。だが、彼女は漫画家のはすみとしこ氏を誹謗中傷で訴え、またメディアに出てきた。この時に私ははすみ氏が書いた風刺画?にとても興味を持ち、検索してみた。そして出てきたのはあの枕営業失敗!である。枕?あれ?レイプじゃなかったの?という疑問から始まり、そこからは、もうどうにも止まらない謎解きが始まった。細かい内容はツィッターやいろんな方がブログなどで検証されているので、そちらを参考にして頂きたい。私は私なりの視点で事件を考えてみたいと思う。

まず、レイプがあったのか?なかったのか?これは密室で行われた事であり、2人にしか分からない。片方は強姦致傷ともいえるくらいの性暴力を受けたと言い、片方は同意の下、口淫などもされた為、性行為に至ったと言っている。真実はその場にいた2人にしか分からないのだから、どちらかが嘘を付いている。ここから書くのは私の勝手な想像と経験からのものであるので、事件の本質とは離れるかもしれない。なので参考までに読んで貰えたらと思う。

伊藤氏とTBSワシントン支局長だった山口敬之氏が出会ったのは、アメリカのピアノバー(日本人駐在員向けのキャバクラとも言われている)でのホステスと客だったという。(当時の彼女は学生VISAでのアメリカ滞在であり、不法就労の疑いもある)そこからは伊藤氏からの就職の斡旋と米国で働く為のVISAのお願いで、2人の関係は始まる。(両者間でのメールやり取りから推察)で、2人は日本で会う事になるのだが、待ち合わせに伊藤氏は遅れて到着する。「シャワーを浴びたので遅れちゃいました〜でも急いで来たから、また汗かいちゃったかも。」という発言があったというが(一軒目女将の証言)伊藤氏は仕事で遅くなっただけと言っている。ここでのシャワーを浴びたという発言から、性行為を予想してという見方もあると思うが、私は当たらずとも遠からずと考える。女は男の人と2人で食事や飲みに行くとなると、ある程度、準備をする。もし良い感じになって、そうなるなら慌てたくないし、それなりに綺麗な状態で望みたいと思うものだ。この時、伊藤氏がどう考えたかは分からないが、キャバクラで働いた経験があるなら男女の機微はある程度理解していたであろうし、男の人と2人で会うなら、どういう流れでそうなるかくらいの予想はついたと思われる。なので彼女的にはもしそうなってもというくらいの気持ちはあったのではないか。しかし、予想に反して、山口氏は自身が執筆した週刊文春の記事を彼女が読んでなかった事。VISAという前に履歴書に書いてある経歴が、彼の想像よりもショボいものであった事などから、あまり彼女に興味を示さなかったのかもしれない。山口氏は米国で1人、アルバイトをしながら勉学に頑張っている彼女を少しばかり手助けしてあげようと、善意で思っていたのではないかと思う。それに自身が書いた記事を読んでない事は少なからず、彼をガッカリさせたと思う。自分が書いたものをどう若い人が読んだのかも知りたかっただろうし、ましてや彼女はジャーナリストを目指していると言ったなら、こういった話に人一倍興味と関心があるはずでなければならないだろう。しかし、彼女は自分のVISAはどうして貰えるのかとそればかりを言う。山口氏としては下心云々より前に、彼女に対する興味が薄れつつあったのではないか。焦ったのは伊藤氏だろう。大概の男は彼女が隣でシナを作り、笑顔を見せれば後は熱心に口説いてくるはずだった。しかし、山口氏からはそういった片鱗が見えない。そこで酔ったフリでもして、こちらの隙を大いに見せていく戦術に転じる事にしたのだろう。だが、そこで酒量を行きすぎてしまった(日本酒を手酌で飲み、店のトイレで寝込んで店員に起こされ裸足で店内を歩き回り他の客と連絡先を交換するという、およそ就活生という立場とは思えない御行儀の悪さがあったらしい。2軒目店主の証言)多少、酩酊してしまった伊藤氏だが、どうにか山口氏がホテルに連れて行くという事態になった(この辺り、山口氏が強引にホテルに連れ込んだと思っている人がいるようだが、高裁でホテルに連れて行った事は不合理ではないと認定されている。それに意識がない状態で引きずられてという形でもない。ホテルは都内のシティホテルであり、ラブホではない。成人女性を引きずって歩いていたらホテルスタッフなりが声をかけるだろうし、他にも客はいた)彼女的には酔ってしまった自分を介抱するフリしてホテルに連れて行った男に、山口氏を仕立てる事が出来た。だが、そこからも彼女の思惑通りには進まない。嘔吐し、その片付けを彼にさせ、自分はイビキをかいて寝てしまったのだ。目が覚めた彼女は、ここからどう挽回するかを考えただろう。このままではただの酔っ払ったダラシない女になってしまう。そこで彼女は少し涙ぐみながら「私は不合格ですか…」と甘えてみるが、ここでも山口氏は積極的に動かない。多分、年齢的にも彼にはそこまで性欲がそそられるものではなかったのだろう。しかし、彼女は目を潤ませて男の庇護欲を誘い、手や口で彼自身をその気にさせる。そしてどうにか性行為に持ち込む。が、彼は中折れして不完全燃焼で終わる。山口氏の年齢やその日の酒量を考えると当然かもしれないが、この時の伊藤氏の気持ちはどうだっただろう?
彼女は自身の容姿に自他共にとても自信を持っている人だと思う。自分から歩み寄らずとも男は勝手に彼女に夢中になり、口説いてくる。一度でも寝てやれば男は自分の言うことを聞くはずだと。しかし、山口氏はそこまで彼女に夢中にならなかった。性行為もそこまでしてくるならという意味で、若い体を投げ出されても、持て余すばかりだったのかもしれない。厄介な事になってしまったが、彼女には今までと変わらない態度で、出来る事はしてあげようくらいな気持ちだったのではないか。勿論、彼には同義的な問題もあるし、もう少し違う対応が出来なかったのかと個人的には思う。

結局、なんとなく不発に終わった一夜が明けて、山口氏の以前と変わらない口調と態度で、伊藤氏は今後の事が不安になっただろう。彼女は自分のゲロで汚したブラウスが生乾きだからと、山口氏のTシャツを借りている。ここでも彼Tシャツを身に付け「ちょっと大きい🥺」なんてやってみたのかもしれない。山口氏もそんな彼女を見て、思っていたより幼い子なのかもしれない、あまり深入りせず、また何か相談されたら出来る事だけしてあげようくらいに思ったのかもしれない。彼は基本、自身の仕事優先で彼女の事よりこの時は既に仕事の方へ頭も向いていたと思う。この辺り、もう少し優しさというか、配慮があればその後の展開は違っていたかもしれないが、彼の中のエゴイスティックな一面が出てしまったのかもしれない。
アメリカに戻ってからは彼女の事を考える時間も無くなっていただろう。そして山口氏はその後、そっけない電話だけでメール一つ寄越さない。彼女には、枕失敗と言われるより、女としての魅力を否定された事の方がショックだったかもしれない。彼女はいつも異性の目を気にして、自分を魅力的に見せて欲しい物を手に入れてきただろう。しかし、山口氏はそうではなかった。
自分からの「
山口さん、
お疲れ様です。無事ワシントンへ戻られましたでしょうか?
VISAのことについてどの様な対応を検討していただいているのか案を教えていただけると幸いです。」
メールにも直ぐに返信がない。次第にそれが相手への怒りに変わっていく。もしかしたら、友人にもTBSのこんな人と会うのと言っていたかもしれない。いつものように自分を口説いてくる男に閉口したけど、見返りにこんな事をして貰う事になったと語る予定だったのが、泥酔しベットに持ち込んだものの、中折れ。しかもそれから連絡がないとなったら彼女のプライドはズタズタである。そんな事は言えない。自分はいつも男より上に立っていなければならない。そこで考え出したストーリーが無理矢理にとなったのかもしれない。その後の展開は他でもいろいろと書かれているので、そちらを読んで判断して欲しい。

以上、上記の事はあくまでも私の想像である。このケースはお互いの思惑違いで、とんでもない社会問題に発展してしまったと私は考える。どちらの言い分が正しいかは分からないが、どっちにしても不幸な話だ。今後、私を含めていろんな人が思っている疑問が、少しでも晴れる事を本当に望んでいる。

この記事は3年前に書いたもので、今回改めて加筆をしました。既に民事での判決も出ています。私は高裁の判決文全文も読みましたが、ほぼほぼ裁判官個人の道徳感を優先して書かれたものだと思いました。そこに客観的事実や証拠の効力はありません。
よくあるのが民事で有罪などと寝ぼけた事を言って、刑事と民事の区別も付かずに山口氏を犯罪者呼ばわりする人がいますが、この事件は刑事事件では不起訴、検察審査会でも不起訴相当と判断されていて山口氏は犯罪者ではありません。民事訴訟は個人間訴訟であり、犯罪を認定する場ではない事は理解して欲しいです。
そして逮捕状が当時の政権の圧力によって握り潰されたという話もありますが、高裁で「逮捕状が出ていたという客観的事実はない」と認定されています。果たして本当に逮捕状は握り潰されたのでしょうか?当時、この事件を取材していた記者の話では「所轄署の刑事課の暴走としか思えない。」と最終的に記事にするのをやめたという話もあります。是非、この事件に興味を持った方は自分で調べてみて下さい。
なぜ無名のインターン程度の経験しかなかった彼女が、事件をきっかけに本を書き、国内外のメディアに取り上げられて、BBCでドキュメンタリーまで作って貰えたのか。その背後に何が動いているのか。
彼女が本当に逮捕状を当時の政権圧力によって止められたと本気で思っているなら、国賠すべきです。彼女は著書には強姦致傷ともいえる暴行の様子を書き、警察では準強姦で訴え、民事では不同意な性行為をされたと変遷させています。自分に起きた事が犯罪と認定されなかった理由に政権からの介入があったとするなら、国賠して当時の捜査資料等を詳らかにして追求すべきです。なぜ彼女はそれをしないのでしょう?そうした真実の追求こそが、彼女が自身をジャーナリストだと位置付けた根拠ではないでしょうか?
山口氏から投げかけられた「ジャーナリズムに天才はいません。」という言葉の意味を彼女にはしっかり考えて欲しいと私は思います。貴方は本当にジャーナリストとして恥じない仕事をしていますかと。

マジで彼女の仕事ぶりをみて、ジャーナリストとして活躍している人は怒った方が良いよ。

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