生きてる理由

どうして生きてるの、なんて問われたとしたら


なんででしょう?

生きてるから生きてる?

生きてるから生きる?

それはもうしょうがないね


身体が動く、おなかがへったなあ、

ごはんを食べよう、お金を稼がなきゃ、

牛丼うまい、サイダーうまい、

虫歯になるから歯を磨かなきゃ、

身体が臭くなるし、かゆくなるからお風呂にはいろう

薬を飲んでおかなきゃな、

それじゃ、おやすみなさい。


それだけじゃつまらない、

音楽をきこう、漫画をよもう、絵をかこう、

歌を唄おう、洋服を選ぶのもいい、

いつもと違う醤油を買ってみようかな。


ひとりじゃさみしい、

友達がほしい、

明後日には忘れてるような話がたくさんしたい、

焼き肉を食べに行きたい、あんまり飲まない酒を一緒に飲みたい、

愚痴を言ってわらいたい。


恋人がほしい、

自分の1番全部くらいを見せられるような、

見せ合えるような、

子供みたいにじゃれあうような、

世界のうつくしさを知るために、

世界の汚さを美しさで割るために、

ぼくがぼくの汚さを許せるように、

愛し合う幸福と喜びを知るために、

また明日、なんて言えるように、

期待しすぎてるかもな。


なんだ「生きる」なんて大袈裟なことだ、

いつもしていること

それと欲、ねがい、

そのくらいのもんじゃないか。

しょうがなく生きているような気もしていたけど、

「生きてるんだ」なんて恥ずかしく言えなかっただけ

生きてる、生きている

俺たちに明日はない

けど、ただの生活と

浅はかで、とても真っ当な願いが いまを生きろと背中にふれる


それでも、やっぱり生きてる理由はないのかもな

ただ生きてるだけ

だって生きてるんだから

今日にだって死ぬかもしんないのに、わざわざ今死ぬ必要もないし

あー、ハッピーな脳味噌してんな








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