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夢の語り部②<762/1000>

【ニコチンレス生活784日目】
【ボイストレーニング166日目】
【記事の朗読22日目】

こんばんは。
自分の仕事に誇りを持って、熱く語ってくれた美容師さんの熱を帯びた言葉に、自分自身も初心を思い出させてもらった影響を受けやすいコマリストです。


昨日、初めて利用したメンズ専門美容院で出会った最高すぎる美容師さん。


昨日の記事では、せっかく素敵な学びを提供してくれたのに、いつもながら前置きが長くなってしまったので本来書くべきことが書けませんでした。

ということで、予告通りに続編を書いていきます。


もともと「スタイリスト」になりたいと考えていた美容師さん。


当時、家族からも先生からも
「そんな仕事に就くのは針の穴に糸を通すようなものだからやめておきなさい」と言われていたそうです。


それでも煌びやかな世界に対する憧れを捨てきれなかったため、仕事フェア(職業紹介イベント)に参加して、情報収集をしようとした。


ところが、そこに出展していたスタイリストさんと話をしてみると、自分自身が思い描いていた仕事とは大きくかけ離れていることを知り愕然とすることになります。


そのスタイリストさんは、赤ちゃん向けショップのモデルさんや、地方の洋服屋さんのモデルさんなどのスタイリングをしていた方。


仕事としては十分立派な仕事ですが、元々思い描いていたのはMEN'S NON-NOのような雑誌に出てくるモデルさんのスタイリングを手がけるような人。


全くキラキラした世界では無い目の前のスタイリストという仕事に、幻滅すら覚えた。


そして失意のまま、たまたま出展していた美容師のブースに立ち寄った。


そこにいた美容師のおばちゃんから語られたのは、こんな言葉でした。


美容師のおばちゃん
「アンタ、美容師になりたいのかい?美容師は本当に素敵な仕事よ!」

「技術を磨いて、お客さんをキレイにしたら、感謝されてお金まで貰える。こんな素敵な仕事は他には無いのよ」


そして、そんな言葉と共に普段の仕事の様子を撮影したアルバムを見せてもらった時に衝撃を受けることになります。


その写真は、おばちゃん美容師が、パリコレクションのバックヤードで世界のトップモデルのヘアアレンジを手掛けた際のものでした。


そう。
美容師という仕事の先に、思い焦がれた煌びやかな世界があると知ることになったわけです。


翌日、学校の先生や両親に「俺、美容師になるわ!」と告げた。


それから20年以上。


美容師になってから、カンボジアやアメリカなど、海外へも何度も渡航してキラキラした世界を経験してきた。


そして、店を持って約10年。
今、どう思っているのかを語ってくれ増した。


美容師さん
「色んなことを経験してきたけど、結局あの時のおばちゃんの言葉が正解だったって今なら分かります。目の前のお客さんを綺麗にしたり、カッコよくして、感謝されてお金を頂く。これ以上の喜びは無いです。」


はぁ。
こんなにも熱く、こんなにも赤裸々に、自身の仕事を胸を張って語れる人はそう多くないはず。


夢が見つからないと悩んでいる子どもたちに聞かせてあげたいと、心から思う。


私も数年後に、この人のように自分の仕事を熱く語れる「夢の語り部」になりたいものです。


あなたは自分の仕事に誇りを持っていますか?

じゃ、またね〜!

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