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言葉のギフト<498/1000>

【ラジオ体操799日目】
【ニコチンレス生活520日目】

こんばんは。
久々に価値観に関するのnoteを書いたら、相手をディスってるんじゃないかと本気で心配されて焦っているコマリストです。


今日は『欲しがる言葉をかける能力』というテーマで書いていきたいと思います。


どこかに出かけると、必ずと言っていいほど声をかけられる人っていますよね。


優しそうな見た目が原因だという人もいますが、それは違うかもしれません。


若かりし頃、有名な神社の境内で金髪・サングラスでタバコを吸っていた私に、道を聞いてきた老夫婦は、見た目以外の要素で声をかけたはずです笑


最近は、むしろ自分から積極的に声を掛けるのが習慣化しているので、第一声で何と声をかけるのかがかなり重要だと感じています。


今日は、目の前の相手が欲しがる言葉を想像できる能力を磨くと人生イージーモードに突入するというお話です。


欲しがってると思ってた言葉が間違ってるなんてことも日常的に起きちゃうんですけどね笑

包丁屋の店主

研ぎ職人

つい先日、私が住んでいるエリアではとても有名な、稲荷神社にある刃物のお店に包丁のメンテナンスに行きました。


この時、包丁研ぎ職人である店主と短い会話をかわし、数時間後にあらためて取りに伺う旨を伝えました。


滞在時間は3分未満。


この短い時間の中で、店主から最高の笑顔と”任せてください”という力強い言葉をもらっています。


これは、ただ包丁を渡して取りに来る時間を伝えたことに加えて「あること」をお伝えした結果です。


では、私は、何を伝えたのか?


それは、『このお店で研ぐと包丁が蘇る』という内容。


会話にするとこんな感じ。


店主
「それでは、研いでおきますね。」


コマ
『よろしくお願いします!いつもおまかせしてますが、ここの店に頼むと本当に包丁が蘇ったみたいによく切れるから嬉しいんです』


店主
「ありがとうございます!そう言って貰えると研ぎ甲斐があります。」


コマ
『ほんとにそうなんですよ!別のお店に依頼したこともあるんですが、イマイチしっくりこなくて、すぐ切れなくなるし・・。やっぱりここじゃないと!ってなるんです。』


店主
「そんな風に言ってもらえると本当にうれしいですね。今回も任せて下さい!」


コマ
『よろしくお願いします!!』


これ、会話にすると本当に数分のやり取りです。


この会話があるのと無いのとで、包丁研ぎの品質に差があるかは分かりません。


ですが、確実なのは店主さんが「嬉しい」という気持ちになってくれたこと。


今、目の前にいる相手はどんな言葉を貰ったら嬉しいか?


日常的にこれを考えて言葉をプレゼントすることが出来ていると、その人の周りは笑顔が絶えないはずです。


これって素敵なことだと思いませんか?

大学芋屋さん

美味すぎる大学芋

少しオマケ的な話になりますが、包丁を取りに行った際、すぐ近くにあるこれまた有名な大学芋のお店でお土産がてら買い物をしました。


この大学芋屋さんは、行列になっていない日を見たことがないというレベルの繁盛店。


オーダーを聞きながら、ヘラを使用して大学芋を器用にトレーに移し続けているのがこの店の店主さん。


具体的な数字は知りませんが、想像するに毎日1000人以上のお客さんと一言二言の短い会話を交わしているはず。


そんな日常を送っていると、会話の内容なんていちいち覚えていないだろうと思います。


多くの場合が、淡々と必要な情報のみのやり取りを繰り返すだけになるはずです。


さて、行列が進み、いよいよ自分の順番がやって来ました。


あなただったら、この店主さんにどんな言葉をかけるでしょう?


私が実際にかけた言葉はこんな感じです⬇


コマ
『大学芋の大1つと、中1つお願いします。』


店主
「はぃよ!」


コマ
(ヘラで器用に大学芋をトレーに移すのを見ながら)『すごいですね!それ本当に職人のなせる技って感じです。見ていて飽きないです。』


店主
「ありがとうございます!ずっとこの動きをしてるので、腱鞘炎になりますよ笑」


コマ
『それは、名誉の負傷ですね!商売繁盛の証ですよ。』


店主
「確かにそうですね。是非また、買いに来てください!」


これまた本当に数分程度の短いやり取りでしたが、たまたま隣でやり取りを聞いていた店主の奥様を含め、その場にいた皆さんから素敵な笑顔を頂くことが出来ました。


これらのやり取りを隣で聞いていたコマさんからは、「チャラいなー!」とイジられました笑


勘違いの無いようにお伝えしますが、どちらの店主さんも男性だし、変な意図はありません。


ただ、日頃から目の前にいる人がどんな言葉を欲しいと感じているかを想像しながら会話をしているだけ。


もちろん全くの見当違いということもあるので、そんな時には会話が弾まなかったり、変な顔で見られたりします。


だけど、これを実践して不幸になる人は誰一人としていません。


だったら、身につけておいて損は無いし、身につけるには日頃から実践しておくのが最適だと思うんです。


相手をよく観察し、どんな言葉を貰ったら嬉しいかを想像する。


これは、目の前の人の『良い所』を見つける訓練でもあります。


誰とでも仲良くなる最強のスキルなので、是非とも試してみて下さい。

じゃ、またね〜!

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