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あの日から20年。振り返って考えよう

こんばんは。久々にnoteを書きます。

明日で「アメリカ同時多発テロ事件(2001年9月11日)」からちょうど20年が経ちます。当時僕は大学生でした。小さい頃からアメリカ音楽や文化が大好きで、バイトでお金を貯めては何度もニューヨークに行ってました。

2001年の夏も、ニューヨークに住んでいた姉の家にしばらく滞在し、日本に帰国し翌日にあの凄惨な事件が起こりました。

あまりにショッキングな出来事で、とにかく姉が無事か心配で(結果、無事でした)、当時はネットも今ほど十分に発達しておらず、情報が断片的にしか入ってこない状況でした。

その後20年間、映像や書籍など関連する様々な情報に触れてきました。

多くの人の悲しみや怒り、自分のようなちっぽけな人間には想像もつかないほどの絶望や苦悩、そして混沌

全てをちゃんと理解できないまま僕も大人になってしまい、さらに日本でも東日本大震災のような大災害が起こり、日々や情報がめまぐるしく駆け抜けていきました。
結局20年間、あれだけ大好きだったニューヨークに一度も行けていません。なぜかは分かりませんが、避けてきたのかもしれません。

そして現在。
新型コロナだけではなく、世界には根深い多くの問題が残り続けています。

ニューヨークへの想いが強すぎて、前置きが長くなりました。すいません。

こんな混沌とした今だからこそ、
あの日から20年経った歴史現在の状況から
学べること、感じることがあるのではないかと思います。

正解はなく、学べることや感じることは、人それぞれだと思います。

僕自身は政治とか国際問題の専門家ではありません。
難しい話もどちらかというと苦手です。

僕のように、改めてわかりやすく出来事や歴史を知りたい方のためにドキュメンタリー番組をいくつかご紹介したいと思います。
(注)ただし、時が経つと色々な新事実が出てくるように、このドキュメンタリーに出てくることが全て真実であるとは限りません。あくまで「情報」として認識した方が良いかと思います。

あの日何が起こったのか、アメリカの現場から知る
❶「9.11:アメリカを襲ったあの日の出来事 One Day in America」
制作:National Geographic   全6話

9.11アメリカ同時多発テロ事件から20年となる2021年、エミー賞受賞の72フィルムズと、アカデミー賞受賞のダニエル・リンジーとT・J・マーティンによる画期的なドキュメンタリーシリーズが製作された。未公開映像を含むアーカイブ映像と、新たに行われた生存者へのインタビューを交え、あの日の全貌に迫る。彼らは何を目撃し、いかにして生きのびたのか。これまでで最も臨場感にあふれ、見る者の胸を打つ作品が完成した。


なぜ起こったのか、背景から現在までの過程を知る
❷「ターニング・ポイント: 9・11と対テロ戦争」

80年代まで遡るアルカイダの起源から、米国内および海外におけるテロをめぐる対応まで。あの9・11テロ攻撃を真っ向からとらえたドキュメンタリーシリーズ。


(ドキュメンタリーではないが)
過去のタリバン政権下時代の凄惨さを知る

❸「生きのびるために Bread Winner」
制作:カートゥーン・サルーン

タリバン政権下、争いによって荒廃したカブールの町で、11歳のパヴァーナは、家族と小さな部屋に暮らしてい る。足の悪い父は、アフガニスタンの歴史を美しい伝説になぞらえて話してくれていた。ある日突然父親がタリバ ンに連行され、家族の暮らしは一変する。タリバンは女性のみの外出を禁じているため、残された者だけではお金を稼ぐことも、食料を買いに行くこともできない。家族のために、パヴァーナは髪を切り少年になりすまし町に出 て、父親を救いだす方法を探そうと決意する。

日本はどうすべきか、アフガニスタン復興に尽くした
日本人から知る

❹「中村哲の声がきこえる」
制作:NHK

2019年12月アフガニスタンで銃撃され亡くなった医師中村哲さん。
戦乱と干ばつの大地に平和と恵みを取り戻そうとする活動の傍らには「ワーカー」と呼ばれる日本人の若者たちがいた。日本で挫折を経験した者、国際貢献を志した者…その数は100人にものぼる。中村と共に過ごした歳月は、若者たちをどう変えたのか。帰国後、さまざまな道を歩む彼らは今、どうしているのか。人生の意味を探し求めた若者たちの青春群像を追う

タリバン支配後の市民の生活は?
直近のアフガニスタンの状況を知る

❺「緊迫アフガニスタン~“タリバン支配”の行方は~」
制作:NHK

9・11米同時多発テロを受けて軍事作戦が始まってから20年。
アフガニスタンから米軍が撤退する中、武装勢力タリバンが攻勢を強め、政権は崩壊。戦慄の渦中にあるのが女性たちだ。NHKは1年前から実業家や人権活動家といった女性たちを取材してきた。今、タリバンが再び実権を握った事で先行きは極めて不透明だ。世界を巻き込んだ「テロとの戦い」とは何だったのか。現地の最新情勢、元米兵など米国側の視点も取材し、今後を展望する。

明日9月11日夜に放送。
20年を機に新事実はあるのか。
❻「9.11 閉ざされた真相〜遺族と国家の20年〜」
制作:NHK

20年前、アメリカの中枢に旅客機が突っ込み、2977人が犠牲となった同時多発テロ事件。その実行犯の大部分がサウジアラビア国籍だった。
「この国の何者かが背後で関与していたのではないか」。
疑念を抱く遺族たちは捜査に関わる情報の開示を求めてきたが、歴代の政権によって拒まれてきた。取材から見えてきたのは、経済と安全保障で深く結びつく両国の特殊な関係。国益を優先し、遺族に背を向けてきたアメリカの姿を伝える。

もちろん他にもたくさん映像や資料があると思います。あくまで一部です。

「こんなにたくさん観る時間ないよ・・。」
という人もいると思います。
どれか一つでも良いと思いますので、時間のあるときに観てみてください。

どれを観たから分かるとか、観てない&理解していないからダメということでも全くありません。

ただ、僕が改めて20年の歴史や今の状況を振り返ってみて思ったのは、
歴史から学べることがある、学ぶべきだ
ということでした。

あの日の事件で2,977人の尊い命が奪われ、
米大学の調べではその後20年間で一連の対テロ戦争によって亡くなった人は90万人前後と言われています。

結局、憎しみは憎しみしか生みません。
その連鎖は永遠に無くなりません。

争いに巻き込まれ、亡くなっていってしまった方達の死を無駄にしないためにも、今ある程度の平和の中で生きられている僕たちは、そこから何かを学んで感じて、日々に生かしていくべきではないでしょうか。

この人類の歴史において大きな日を機に、
少しでも多くの方が何かを考える、振り返るきっかけになれば幸いです。

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