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視力だけじゃない!ビジョントレーニングで目の機能と脳の力をアップしよう

ビジョントレーニングとは目の視機能を鍛えるためのトレーニングです。
視機能は身体測定で測る視力だけでなく、物を追いかけたり、周辺視野の広がりや瞬間的にたくさんの情報をインプットする機能など様々です。スポーツの特性によって重要な機能が異なったりします。

視力がよくてもこれらの機能が発達してないことで、黒板の文字を写したり本を読んだりすることが難しくなることもあります。
なかなか普段聞くことはないのではないかと思います。そういう私も知ったのは今年に入ってからです…
現在ソフトバンクホークスの近藤健介選手がメンタルビジョントレーニングを取り入れているというニュースを見て知りました。そこから「眼球体操」という本を購入して更にその面白さに興味を惹かれて講習を受けたりしながら学びを深めている最中です。

知識を網羅することも時間がかかりますが、実際の子供や生徒を目の前にしてその子供の視機能をアセスメントすることは本当に難しいなと思います。身体の動きもありますが、微細な目の動きなので、果たしてこれができているのか?できていないのか?問題があるのか?を見極めるのは簡単ではないなというのが、実践してみた私の率直な感想です。
そんな中でアセスメントしやすくなった基準としては顎の向きや目の動きかたを見ることを意識すると微妙な違いに気がつくことができました。
小松佳弘さんの『発達障害の子どもを伸ばす ビジョントレーニング』という本が大変参考になりました。
誰もが持っている『眼の癖』について書いてありました。「内斜位」「外斜位」「上下斜位」があります。斜視はその影響が大きく表れたものです。なので、専門家でなくてもわかるようです。この本でそれぞれの癖の特徴を知ることで今まで気がつかなかった生徒の目の動きの癖にも気がつくようになりました。アセスメントの絶対量が少ないことと、まだまだ勉強が足りないので見てすぐにわかる域までではありませんが、見る基準がはっきりとしたので目の動きに着目しやすくなりました。
また、目を動かすことによって前頭前野の活性化につながります。
特に脳が育つ幼少期の子どもにとって目を動かさない(スマートフォンを見続ける)ことは情緒・知能の発達に大きな問題をもたらすことになるのです。
このことを知り私にも2歳の娘がいますので、基本的にはスマートフォンを見せないようにしています。
将来的には使いこなせるようになることは重要です。その中でも、ツールとしてのメリットとデメリットを理解した上で、活用してもらうためのアプローチの仕方がこれからの私の課題です!

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