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社会不適合が組織と折り合いをつけるには

社会人になって、4年目になる。

「3年経って一人前」「石の上にも三年」という
社会人になると必ず言われる通説、呪縛を解き放ち
今自分が感じていることは


3年経っても社会不適合は治らない。ということ。


逃げるように本を読んだりnoteを書いたりして、
その行為を「俺はお前らみたいにならない!!」って正当化しようとする
自分をメタ認知しては滑稽だと思う。

そんな日々を過ごしてきたけど、
最近になってようやく不適合なりの付き合い方ができるようになってきた。

付き合い方がうまくなったのか、
不適合者がマネージャーになるという稀有な経験。

今回は自分の感情整理も兼ねて、過去丸3年間を振り返ってみながら

社会不適合でもポジティブに捉えられるような言葉を伝えられたらと考えています。


結論は

社内の人々とうまく付き合うのではなく
会社の売り上げとうまく付き合うこと。

なぜそのような結論になったのか、
不適合全開の過去から遡っていきます。


右と言われたら左に行ってしまう1年目


新卒として入社をしたときに、自分を含めて尖っていた人たちが
「尖り三人衆」と役員から言われていたのを覚えている笑

確かに当時の自分は組織で働いている人を基本的には馬鹿にして

「会社にぶら下がらないとろくに生活もできない雑魚ども」

という勝手なレッテルを貼っていた。
(今自分で考えても酷すぎると思う笑)

とにかく仕事ができるようになって周りとは一線を画す存在になりたい一心だったから

そんな集団に属すのだけは絶対に嫌で、なんとかしてそのルートだけは避けようと反発から好き放題やってたな。

例えば、当時は営業会社だったので社内の服務規程で

  • スーツは紺色or黒色

  • シャツは男は絶対に白

  • 外出の予定なくても絶対にスーツ

という独特の縛りがあったんだけど、初っ端からスーツの色を無視してめちゃくちゃ怒られた。

他の人との違いを出してみたかったのが当時の気持ち。

ちなみに今になってもやっぱりこの色の指定だけは理解できない。

怒られてその場では分かったフリするけど、
家に帰ってふと我に帰るとやっぱり納得できないなって思うし、

どうして誰も疑問を持たずにこのルールに従ってるんだろうって。

大人になることがルールを疑わなくなることなら、
絶対に大人になりたくないなって心に刻んだのを忘れてない。


尖った性格のまま進んだら仕事が来ないと分かった

そんな一年目を経て、営業ではなく人事に関わりたいと思い、
社労士事務所に転職をしたのが2年目のこと。

当然尖ったままで向上心にあふれた当時の自分はこの時も我が道をゆくスタイル。
ひたすら「自分」が成長することだけを考えて仕事をしようとした。

でも、1年目の営業会社の時とは違い、転職した会社では
「チーム」で仕事をすることが増えた。

営業は自分で仕事をとってきて、自分VS目標みたいな印象だったけど
チームで仕事をすると周りとの連携で大きな目標を達成することが必要。

しかし、チームで仕事をするときに我が道をゆくスタイルを貫こうとすると
「自分がボトルネックになるので、自分に仕事が回ってこない」

という仕事ができるようになりたいという自分の目標から遠ざかることに気がついた。

この気づきは自分の中でもパラダイムシフトだったように思う。

出る杭が打たれるなら打たれる前に伸び切ってしまおうと考えていたのに
いつの間にか杭を伸ばしてもらえなくなりそうになっていた。


自分だけの成長を考え、自分の正しい道を選ぶのではなく
全体最適で成果が出せるような道を選ぶ。

そのために公で好き放題口にするのをやめた。

言葉は留める方がかえって強くなれる。


群れるのを避け、成長のために進むことを決めた


これまでの文章を読むと、

「おいおい。社会不適合と言いながら組織に迎合しちゃってんじゃん」
と思う人もいるかもしれない。

そもそも前提としての僕の社会不適合さは全く改善されていない。

自分でも困っているくらいだ笑


社内の飲み会に行くと、必ず途中で抜けて終わるまで店の外で夜空を眺めていたりする。

昼食を誰かと一緒に食べようなんて入社してしたことがない。

グループ内の話題について行こうとしないし、
テレビを見ないせいで流行りの芸能人はそもそも名前を知らない。

誰かの陰口は耳を塞ぎたいので絶対にそのグループには近づかない。



そんな奴が不適合なりに考えたのは

自分の成長のために組織全体を俯瞰して自分の戦える場所、自分が成果を発揮できる場所を選んだということ。


ただ、ひたむきに会社に利益を出すことを考え
自己の成長ラインと会社の成長ラインが重なる部分で

時間を全力ベットした。


社内とうまく付き合うのではなく
会社の売り上げとうまく付き合う。


そもそも自分の成長を見て評価をするのは
ヘラヘラ生きている同僚ではなく、熱量の高い経営者。

そんな評価する側の目線を考え、組織の発展に何ができるのか。


あくまで承認欲求を得るためではなく
自分がより大きな仕事ができるようになるために

表面上うまく付き合うことをおぼえただけ。

管理する側になれば発言力も増すし
自分がやりたいことも実現できる可能性が高まる。

ツメやキバを表に見せる瞬間をひたすら待った。


結論


まとめると

  • 経営者をはじめとする社内のキーマンを味方につける

  • あくまで仕事ができるようになることが優先。

  • 承認欲求は無視

  • 成長のためにツメやキバは一旦隠す。

になると思う。


いまだに集団や社会とうまく付き合うのは苦手だし、
のんべんだらりと生きている人になりたくはない。

同じように社内の空気感とかに押しつぶされそうな人が
いるんであれば

いったん自分の仕事を真面目にやって、
自分以外の人にgiveし続けたらいい。

giveし続ける「あの人は仕事に対して誠実だ」
という評価が着いてくる。

ちゃんと仕事してれば不満もないだろうから。

すると新しい仕事が回ってきて
スキルアップにつながる。

結果的に他人の言葉じゃ左右されない
職種と能力を手に入れることが出来る。

色々納得がいかないことが多いのであれば、自分が変えられるポジションに着けばいい。

以上、不適合なりに折り合いをつけた話でした。






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