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どん底からの経験

こんにちは。

私は現在、家族旅行でグアムに来ています。
大学の卒業旅行以来のグアムですが、季節的な要因か、来訪客の変化か、以前よりも閑散としている印象です。
廃墟と化したホテルが点在し、この地の変化を感じざるをえません。
しかし、私たちが宿泊しているホテルは、大型プールで知られ、多くの家族連れで賑わっています。
日本人は少なく、韓国からの旅行者が多いようです。

異国の地でゆっくりと過ごしていると、ふとかつての学生時代の自分や、社会人の若手のころの自分を思い出しました。
過去の失敗と、それから学んだ教訓。今日はその話をさせて下さい。

私が若かった頃、一度大きく周囲の信頼を損なったことがあります。
それは、海外のクライアントとの大きなプロジェクトの責任者として任命された数年目のこと。最初はもちろん意気込んで取り組んでいましたが、言葉や文化が異なる相手の交渉に慣れていないため、こちらの要望がそのまま通らないことが多く、日程や品質面で思い通りにいかない状況が続きました。
しかし、自分の中で「うまくいっていないことを周りに見せたくない」という思いが強かったため、問題を隠したりごまかしたりしてしまいました。

結果として、計画の遅れや想定外の仕様の違いが露見し、上司から厳しく追及されました。
プロジェクトの途中で責任者から外され、ベテランに取って代わられることとなりました。その時、本気で会社を辞めようかと思いました。
しかし、辞めることを考えたその瞬間が、私にある意味での覚悟を決めさせました。
周りの評価を気にせずに、もっとドライに仕事に取り組むことで、自分自身を解放し、自信を取り戻すことができました。

自分を偽ることなく、今の実力を素直に受け入れ、できることからコツコツと取り組む。

当たり前のことですが、そう腹を括れたことが私にとっての転機でした。
その経験があったからこそ、評価も回復し、自分に自信を持てるようになりました。

そして、その自信は最終的に、「会社の外に出ても自分はやっていける」という確信に変わりました。
辞めるという決断は、周囲の目を気にしてではなく、自分自身の選択でした。会社を辞めたいと思った時期に辞めなかったのは本当に良かったと心から思えます。

異国の地でのゆったりとした時間は、過去の自分を思い出させ、今の自分を振り返る良い機会となりました。
私はとにかく旅行が大好きです。なぜなら、旅行はゆっくりと過去を振り返ったり、新しい何かを発見したりすることが出来るからです。

また今後も、別の地での新たな発見についてお話しできればと思います。

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