見出し画像

周りに誰も座ってくれなかった授業初日のこと。@アルゼンチン No.1

¡Hola! ¿Cómo andás?
こんにちは。ごきげんよう。Masacreです。


みなさま、いかかがお過ごしでしょうか。昨日は大学の友達と、あるアーティストのライブに行っていました。

前回そのアーティストのライブを行ったのが2020年1月末。
私マサクレ、その2日後にメキシコへ渡り、1ヶ月の留学(人生初の留学)に行ったんですね、実は。

メキシコで得た経験が、僕をアルゼンチンへと導くことになるのですが、それは別の機会に書かせて頂こうかなと思います。

そういうわけで、前回のライブから実に3年と少しが経ち、社会は大きく変化しましたが、

同時に僕もこの3年間で色々な変化(価値観、環境など)を経験しましたね。
アルゼンチン留学も大きな転換点の一つであると言えます。

この約3年間での出来事に思いを馳せながら、ライブを思いっきり楽しんでおりました。たまにはこういう息抜きも大事だなと思います。

では今日も元気に¡Arrancamos!


今日のタイトル

はい。
今日のタイトルは「周りに誰も座ってくれなかった授業初日のこと」です。

現地でいじめられたとかいうことではないので、ご心配なく。

後で詳しく話します。



アルゼンチンの大学ランキング

私が通っていたのは「la Universidad de Nacional de La Plata」。

どこやねんって話。

日本語だと「ラ・プラタ国立大学」という。

簡単にいうと、国内3番目の国立大学だ。

1.ブエノスアイレス国立大学(首都のブエノスアイレス)
=アルゼンチンの東大・京大
2. コルドバ国立大学 (第二の都市のコルドバ)

そして
3. ラプラタ国立大学 (ブエノスアイレス州の州都ラプラタ)

という順番。


さてこの1位のブエノスアイレス大学、2023年版のQS世界大学ランキングでは67位にランクイン。また、過去にはノーベル賞を4人を輩出しており、アメリカ大陸を代表する名門大学だ。

ラ・プラタ大学も前大統領だったキルチネル夫妻の出身大学であり、国内各地から(特に南部から)学生が集まる。

しかし、アルゼンチンの大学の特徴は他にある!!!


アルゼンチンの大学は学費がタダ!!!

え? どういうことと思う方もいるだろう。
そう、アルゼンチンの国公立大学は外国人であっても学費がタダだ。

南米の国でも公立大学の学費がないのはアルゼンチンだけらしい。

そのため、このラ・プラタ大学は総合大学であるが南米各地から学生が入学する。

特に医学部はとりわけ多国籍である。なぜなら、アルゼンチンは南米随一の医療レベルを誇るのに加えて、大学がタダだからだ。

ブラジル出身の学生が特に多く、彼らの母国語はポルトガル語であるものの、ほぼ完璧なスペイン語も話すのである。




大学初日、私の周りには誰も座らなかった。

さて、本題に入ろう。


私が所属した学部は「Facultad de Periodismo y Comunicación Social」である。

日本語で言うならば、「ジャーナリズム・社会コミュニケーション学部」であろうか。

私が学んでいた学部
「Facultad de Periodismo y Comunicación Social」

その中でも「Periodismo Deportivo(スポーツジャーナリズム)」を専攻していた。

アルゼンチンは3月が新学期なので、私も新入生に混じって、授業を受けることになったのである。

大学初日、11時半から授業だったため、10分前に教室に入る。

10人くらいの学生がいただろうか。
私が入室すると、彼らは宇宙人を見るような目で私を見た。

完全アウェーとはこういうことを言うのか、なんて思いながら椅子に座る。

全てテーブル付きの椅子なのだが、座り心地も微妙だった。


少しの後、他の学生も入ってきたが、彼らは私を一瞥して他の席に座って行った。

授業開始時間から10分が過ぎ、教授が入ってくる。(初日から時間にルーズ)

やっぱり、周りの座席は空席だった。

肩身の狭さを感じつつも、授業が始まった。

まず、出席確認。
私は交換留学だったので、通常の履修登録とは異なり、教授に直接確認する必要があった。

教授が名簿を読み上げて点呼を取ったのちに、一言、

「あなたの名前は?履修登録した?」と問われる。

「僕は交換留学のマサクレです。日本から来ました。留学担当宛に〇〇と△△が必要なので、授業が終わったら一緒に確認させてください。」と返す。

周りは、アルゼンチン人の学生しかいない中で良く言えたなと思う。
この時は超緊張して、直後の手汗はエグかった。


こんな感じで、大学1日目が始まった。


さて、タイトルにもあるように、初日は周りに誰も座らず、大きな疎外感を抱いた。

しかし、冷静に考えると、これは極々普通のことである。

彼らからしたら、大学の初日に得体の知れないアジア人(いかにもスペイン語は話さないように見える)がやってきたのだから、話しかけないのも無理はないと
思った。(続く…)



※これだけ読むと、アルゼンチンの人って全然優しくないじゃん!と間違って認識されてしまうので、次の記事ではこの直後に起きたことから話していこうと思う。


それでは、次の記事でお会いしましょう。

¡Nos vemos!
Masacre











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?