触れさせたくない



触れさせたくない
誰にも
君の
心には
守りたい
それが
ボクの役目だと
思い込んで

傷ついて
涙して
人前では
痛みこらえ
笑顔でいる
だけど
そこに
キラリ舞い落ちる
一粒の雫
ボクは
ただ見逃せなかった
目に映るだけが
真実ではなく
ボクの心に
映し出された君の想い

笑顔の君は
何かを隠して
悟られまいと
通り過ぎようとする

でも
ボクは
それを
見て見ぬ振りは
出来ないし
かと言って
ズケズケと
君の心に
入り込めない

ボクに
出来ることは
君の心を
守ることしかないんだよね

何も出来ていない
ボクなんかじゃ
君に
振り向いてなんかもらえない


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