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「中国で起業して暗黒時代を生き抜いて得た3つのこと」vol.2(前編)

今回は私の原体験からの内容で、
どうしても例の暗黒時代を紐解く必要がありましてw

諸事情によりリアルに書けない部分もあり、後半はオブラートに包ませて頂きました。
最後まで暖かくお付き合いくださいm(_ _)m

お金の価値とは

まずは「お金の価値」ってなんなん?ってところからですが、
これってみなさんも同じやと思うんですけど、学校で教わってないですよね。
もちろん「稼ぐこと」についても同様に学校では教わってないと思います。

もし仮に家族から教えてもらったことある人がいるとしたら羨ましい限りです。

うちの家では教えてもらえへんかった。

オカンによく言われたことは、「あんた、世の中お金が全てちゃうよ!」
これめっちゃ言われた!あ、そういや学校の先生も言うとったぞ!
(これはこれでありがたい教えやし、正しいと思う。事実ハッピー家族ナウです)

俺が聞きたいのは、それちゃうねん。

「その全てじゃないお金って一体何?お金を稼ぐってどういうこと?」

これは家でも学校も教わってないな。。。
そう、なんか気ぃ付いたら。

「お金稼ぐ、お金好き」=「善ではなく悪」

みたいな感覚を持つようになってまして。これって私だけやろか?

でも今、会社辞めて8年、36歳になった私が思う「お金の価値」とは、

【新時代を勝ち抜くための大切なツール】


この考えに至るまで社会に出て色んな経験をしてきたわけですが、
今回はサラリーマン時代、暗黒時代、起業時代、この3つの時代に分けて書いていきます。

お金というのは妙なベールに包まれてなかなかその本質が見えにくい。
多くの人は、お金が全てじゃないと思っている。本心では、私もそう思う。
結局、お金がないと幸せではない人は、お金があっても幸せではない。
でも、だからといって、お金を否定する必要はない。
成金になってわかるのは、結局のところ、お金があって幸せなことといったら、とても些細なことだ。
疲れたときに、お金を気にしないで、タクシーに乗れるということ。
家族で寿司を食べるときに、2500円と3500円のメニューがあれば、気にせずに3500円のメニューを選べるということ。
勉強したいときに、海外に飛んでいって、勉強できるということ。
そして嫌なやつには頭を下げなくても良いという幸せだ。
このような自由がある。自由を買うためには、お金は必須ではないけれど、便利なツールである。そのツールを得るには以下の三つの法則を使えば良いだけである。
・お金に対する罪悪感を持たないこと
・お金が入ってくる流れを作ること
・自分の年収は自分で決めることあなたもお金を肯定するところから始めてほしい。
「非常識な成功法則」(著者:神田昌典)より


サラリーマン時代の「お金の価値」

まずはサラリーマン時代の自分を振り返ってみるとおもろい。
特に「お金」に対する向き合い方や考え方が今とは全然ちゃうことに気づく。

大手建材メーカーに就職して4年目
上司やクライアントに恵まれ営業成績は全国トップレベル。

でも効率的な営業体制が整ってなかった会社やって、
結果出すには自らの時間を犠牲にするしかなかった。

当時は上司や会社からの期待に応えたいという思いもあって、
忙しい時は1ヶ月400時間くらい仕事してたな。

人生削って、死に物狂いで働いて、毎月の給与が手取り25万

家賃、車のローン、ガソリン代、携帯代、会社の先輩と飲み会、奨学金返済、生活費。。。あれ、全然残らへん。。。

「この限られたお金の中でどう充実した日々を送るか。」
「何にお金を使って何にお金を使わないか。」
「会社からの信頼や評価は得ている。将来も期待されてる。」
「それはわかってる、、、でも時給換算したら700円きってるやん。」
「自分の大事な時間、人生って仕事のために犠牲にしてないかな?」

サラリーマン時代の「お金」に対するマインドは、
時間を犠牲にして得た給与を「いかに消費(貯蓄)するか」にセットされてた。

何がきっかけでこのマインドがリセットされたか。
中国で「お金の価値」について考えさせられる大きな出来事が3つありまして。

①会社辞めて固定で入ってくるお金がなくなる
②「金のために仕事をする」女性キャストに囲まれた仕事環境
③共同経営者の友人がお金を使いこみ、最終的に逃げる

暗黒時代の「お金の価値」

時給700円の自分から抜け出すため、中国上海へ異動願い。
しかし、結果的に1年も経たずに「おもんねー!」と思って何の準備もせずに退職して暗黒時代に突入。

事業計画?(何やそれ!)
貯金?(あるかいな!)
頼れるコネ?(いけるやろ!)

給与っていう毎月決まったお金が銀行に振り込まれてこない。。。
会社の名刺ないし、どうやって挨拶しよ。。。

転職という選択は自分の中でなかったので、
「何をしてどう稼ごうか?」ということを毎日考えるわけです。

営業成績が良かった言うても決められたクライアントのとこ行って、
会社が用意してくれた商品を売るだけの営業やったし、大したスキルもない。

(また野球を例えに出しますがw)
自分の打席がどこにあるかもよくわからん。
中国やし、なんかもう暗闇でバット振ってる感覚ですよ。

でも次第に視野が薄明るくなって、コツンコツンと短いバットになんか当たるようになってきて。
ボールにちょっとかすったりすると「おー!」と思って、
バットの振り方のコツが見えてきたりするんです。
(こういう感覚、ある人にはあると思う)

ほんでヒットを打てるようになってきて、ある仕事にたどり着くわけです。
それが日式KTVのリブランディングと経営マネジメントの依頼です。

日式KTVとは・・・つまり日本式の個室キャバクラみたいなもんです。
中国人の女性キャストが日本人の男性ゲストの席に着いて、お酒飲んだりおしゃべりしたりするアレです。

総面積1000㎡、女性キャスト60名ほどの店舗の立ち上げ。
私の仕事は店舗マネジメント全般と女性キャストの教育です。

女性キャストはみんな個人事業主です。
それぞれ家庭に事情があったり、夢があったり、夜の仕事に就いています。

キャスト以外の店舗スタッフや経営陣も同じく、「お金のための仕事」っていう意識がめっちゃ強い環境でしたね。

金のためなら酒を捨てる
金のためなら嫌な客とも寝る
金のためなら人も裏切る

暗闇でバット振り続けてようやく当たった打席には、上海の夜社会でがむしゃらに「お金を稼ぐ」猛者どもがいて、毎日お金のために、自らの時間と身体を犠牲にするような、そんな強烈な環境やったわけです。

この環境下で働いていくうちに、以前の「お金消費マインド」から「お金稼ぐマインド」に変わっていったわけです。(良い意味で)

でもこの話にはオチがありまして。。。
ようやくマインドリセットしてくれたこの打席、どうやら立ったらあかん打席やったようです。

上海の夜にも、悪いもんに取り憑かれた魔物がおります。
気ぃ付くとそのフィールドには、プレイヤー、観客関わらず、公式ルール無視の輩がたくさんおりまして。

人の時間を安く利用して使ってやろうという人間が集まってくるんですよね。
あー怖い怖い。でも、当時の私はそんなことに気づかないんです。

そんなある日、親切に近寄ってきた日本人経営者にスカウトされ【会員制高級鉄板料理店】の経営マネジメントを任されることになります。

ここから一気に深みにはまっていくわけですなんですが、これ以上はちょっとここでは書けないのでw
また機会があったらお酒の場でつまみにでもしてもらえたらと思いますので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

この経験が誰かの役に立てばええなと思ってます。

おおきに(後編につづく)



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