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「中国で起業して暗黒時代を生き抜いて得た3つのこと」vol.2(後編)

中国で起業して暗黒時代を生き抜いて得た3つとは

①個人の時代の生き方に必要なこと
②お金の価値と「稼ぐこと」に対する意識の変化
③「働き方改革」よりまず先にやらなあかんことは何か

「嘘つかへん」っていうのも「稼ぐこと」に繋がる

note を始めてから嬉しいことに早速新しい出会いが増えました。
仕事に繋がるかどうかは後の話で、こうやって自分のことを知ってもらうことはめっちゃ大事、嘘もつかれへんし、自分からオープンな姿勢とっとこうと思う。

「あいつに一回話聞いてみるか」って思ってもらえたら幸いです。

・中国で起業に挑戦する人
・日中ビジネスでなかなかうまくいかんなと思ってる人
・これから新しい生き方にチャレンジしようとしてる人
・働き方変えようと実践してる人

上記領域の方々と「あーでもない、こーでもない」とか言って切磋琢磨できたら楽しいと思う。もしかしたら一緒に仕事しよかってなるかもしれんし、前向きに挑戦してる人と一緒にいると自分も勉強になるので。


上海で起業に挑戦する茶園さんと。


失敗は今後に活かせばいい!!

あ、ところで、前回の note を見て頂いた方から「暗黒時代って何があったの?」「もう少し詳しく」って言われたんでちょっと触りだけ。

・貧乏すぎてプチひも生活(4番目の男)
・グレーなおっさん社長のパシリ
・違法賭博経営に誘われる
・上海の怖い幹部会に参加させられる
・鉄の飛び道具持ったあんちゃんらに遭遇

今こうやって思い返すと震えるし、もう二度とあの世界には戻りたくない。
悪いものを引き付けるのも自分です。
全ての原因が自分にあったと反省して、今後は笑いのネタにしていきたいです。

全て自分の経営に対する甘さ、お金に対する意識の低さ

2013年に上海で中国人パートナーと衣装制作会社を設立し、中国企業や日本企業のイベント衣装やアイドル衣装の制作事業開始。

会社として初めて“リソース”と“実績”いうものを持ったのも束の間、ここで経営者としての甘さを痛感する出来事が発生。

中国人パートナーに工場への支払いを任せっきりにしてて、気付いた時にはすでに遅かった。彼は支払う予定の金を私用のために使い込んだ挙句、そのタイミングで家族の事情で実家のある内モンゴルに帰ると。

「友達やめる?金借りる?」

起業する前に友達に言われた言葉。

当時、起業する前やったかな。親父くらい歳離れた友達がおったんですが、おもろいおっさんで「俺の前では金の遠慮すな。でも友達やからな、絶対敬語使うなよ」
一日150円とかで生活してた時でめっちゃ金なくて、本当に助けられた。

「会長、ありがとうな。ほんま助かるわ」
「水臭いこと言うな、かまへん、お前が金稼いだ時は後輩に奢ったったらええ」

なんか困ったことあったらいっつも相談乗ってくれてて、経営者としてのアドバイスもようさんしてくれた。
ある日ほんまに金なくて、「会長5万貸して」って言ったら詳しく事情聞かれて、翌日めっちゃ寂しそうな顔して封筒渡された。

「お前は経営者に向いてない。金は返さんでええ。でも友達も続けられへん。」

会長と別れて、すぐに号泣してしまった。ほんま情けない。

この経験があったからパートナーが金持って逃げてもそこまで動じへんかった。
逆に「あいつが金と引き換えに残していったリソース使いまくって稼いだろう」思ってそっからは必死。借金も返さなあかんし、飯も食わなあかんし、人も雇えへんから、「個人でできる仕事」「在庫や人を持たないビジネス」に徹することに。

BtoCでオーダー衣装制作
BtoBで中国OEM制作
中国輸入ビジネス(転売)
キッズアパレルのメディア立ち上げ
オリジナルブランドのEC立ち上げ

会社を辞めて、個人になって、お金の価値と「稼ぐこと」に対する意識の変化はこうやって仕事をしていく中で変化していったんやろうな。

「時間や労働と引き換えに得る対価」から
「自分の持っているスキルやリソースを使って他者に価値を提供して得る対価」

私は常に名刺を3枚以上持っている。過去にもざっと10枚以上は作ったかな。
「何屋さんなん?」「何専門なん?」とか聞きたがる人いるけどほんま困る。
いろんな仕事やりたいし、なんか一つの職を極めて生きていける時代なんかな?って思ってる。
(特にいわゆる文系ビジネスマンの私みたいなん)

お金の価値は【新時代を勝ち抜くための大切なツール】

これについては私なんかよりキンコン西野さんの「お金は信用に変わる」とかのお話の方が断然わかりやすいw

キンコン西野亮廣がホームレスの男に学んだ、2018年以降の稼ぎ方「ギブアンドテイクはコスパが悪い」
https://type.jp/st/feature/3378

▼お金は「他者に提供した『価値』の対価」
お金というのは、他者に提供した『労働』の対価じゃなくて、他者に提供した『価値』の対価なんだ。……ちょっと難しい表現になっちゃってるね。
でも、これは、すご〜く大事な話なので、頑張って耳を傾けてください。
たとえばキミが「おむすび」を握ったとする。
その「おむすび」を、お腹いっぱいの人に売るのと、お腹ペコペコの人に売るのとでは、「提供した労働量」は一緒なのに、「おむすび」一個あたりの値段が変わってくる。
理由は、「提供した価値」が違うからだ。
お腹いっぱいの人は30円でも買ってくれないけど、お腹がペコペコで今にも死にそうな人は1000円でも買ってくれる。
これは、なんとなく分かるよね?

▼山の上で売っている缶ジュースは、どうして高いの?
山の上で売っている缶ジュースって、やたら値段が高いけど、その理由について考えたことがあるかな?
よく言われるのは、「缶ジュースを山の上まで運ぶコスト(人件費)がかかっているから」なんだけど……でも、ちょっと待って。
じゃあ、たとえば、今後、ドローンが自動で山の上まで缶ジュースを運んでくれるようになって、そこに「運ぶコスト(人件費)」がかからなくなったら、山の上の缶ジュースは安くなるのかな?
答えは「安くならない」。
山の上の缶ジュースは高いままだ。
だって、お客さんは、地上にいる時よりも、汗を流して山を登った後のほうがジュースを欲しているから。
つまり、「山の上の缶ジュースは高くしても売れるから高い」というわけだ。
分かるよね?
山の上で売られている缶ジュースは、「提供した労働」で高くなっているわけじゃなくて、「提供した価値」で高くなっているんだ。
こんな感じで、キミのもとに入ってくるお金というのは、「提供した労働」ではなく、「提供した価値」によって、増えたり減ったりする。
もし、キミがキミの給料に不満を覚えた時は、職場環境を疑うと同時に、他者に対して「価値」を提供できているかどうかも一緒に疑ったほうがいいよ。

新時代は訪れる。時代が変われば価値も変わる。
自分の意識も変えていかんと取り残されていく。

自分が提供できる価値ってなんやろって考える時ありますよね?
その価値を高めていくには何が必要で、どうやれば手に入るんかな。とか。
足し算なんか、掛け算なんか、もしかしたら引き算とか割り算も必要になってくるかもしれん。

時間と労力の使い方は多種多様やん、それって「無駄なんかない」と思ってたけど、でも時期とか優先度とか、その必要性みたいなもんはやっぱ戦略的に考えんとあかん。ほんでそれってゴール設計できてないと経営的にはアウト。

ということで、実践しながらトレーニングあるのみやと思って精進します!!

おおきに



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