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今求められる「子どもと一緒に学べる大人」の必要性について

放課後等デイサービスのスタッフの名称って結構すごいんです。

「児童発達管理責任者」なんか人間製造工場で働いてそうな名前です。

そして「児童指導員」です。児童を児童しなきゃいけません。

辞書で指導の意味を調べると
「ある目的に向かって教え導くこと。」

児童指導員の皆さん子ども達を導いていますか?笑

ウチの放課後デイは中高生だけが利用します。

発達障がいのグレーゾーンのお子さんが割と多い施設です。

ウチで働くスタッフの中で一時的に仕事が辛くなる方に共通点があります。それは、、

「指導や教育をしようとする人」です。

なぜか?

今のお子さんはほとんどの方がスマホを持っています。

大人が教えようとする内容はだいたいgoogleで検索すれば答えが出てくるんですよね😅

あと、特にADHDのお子さんなどでは幼少期から周囲の大人からマナーや態度について嫌になるほど叱られている方が多いのでマナーについて知識としてはよく理解しています。

そして、大人は口だけだということもよく知ってます。

子ども達は口だけの大人と綺麗事を言う大人に敵意を向けるかナメてかかります。

そう言った中でスタッフは疲弊していきます。

学級崩壊する学校のクラスも同じ理由が当てはまるのではないかと思います。

さて、この子達に必要な支援は本当に指導や教育によって達成できるのでしょうか?

では、どうすればいいの?

それは、答えの無い課題を一緒に考えることが最適だと僕は考えています。

ウチの放課後デイのスタッフも、子どもと一緒に考えるフェーズに入ると急に仕事が楽しくなり、表情がイキイキとしてきます。

でも何から始めればいいの?と思いますよね。

まずは、お子さんがスマホでやってるゲームを一緒にやってみてください。

中途半端はダメですよお子さんよりハマってください。

それと、初めはゲームの仕組みがよくわからないと思いますが自分で調べないでくださいね。お子さんに教えてもらってください。

子どもが大人に物事を教える経験はとても貴重で大切なことです。

徐々にゲームが進んで行くと自然とお子さんと攻略方の話をすることが増えてきます。

最近のゲームってどんどんアップデートされるので、無限に攻略方を調べなければなりません。お子さんと一緒に情報共有ができます。

きっとお子さんの情報収集能力にスタッフの方が驚くと思います。

これくらいまで、お子さんと一緒に考えたり調べたりする経験をスタッフがするとゲーム以外でもお子さんと一緒に考えながら進められる支援が感覚的にわかってくるかと思います。

ぜひ、騙されたと思って取り組んでみてください。

お子さんと共に学べるスタッフが今後の障がい福祉業界を担う人材だと僕は考えています。

以上サポートしていただけると嬉しいです。



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