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企業視点で考える副業トレンド

キャリアを迷う人間が一度は調べる「副業」、所属している会社が副業禁止の場合には「副業 バレない」とかで検索したことがあるのでは…?

私はあります。笑
現在は幸いなことに勤務している会社は副業解禁していますが、それまでは副業が現職にバレる仕組みを調べたりしてました。笑

中途採用業務の中で、転職活動中の方々の話を聞いていると、現在副業をしている、もしくは今後副業をしていきたいと思い副業OKの会社を探している、という方が着実に増えていると思います。
IT業界ということも多大に影響しているかなと思いますが、会社員のトレンドとして「副業」は確実に浸透してきているという感じ。
スキルフルな人材はもちろんですが、ポテンシャルレイヤーについても将来的に会社員として1本柱でやっていくというより、働き方・雇用形態を含めて幅広いキャリアを模索している(もしくは模索しないといけない、と思っている)印象です。

と、働く側は形のない不安を抱えて、働き方の多様性を求めているわけですが、そうすると遅かれ早かれ企業側にもその波がやってきますよね。
副業に重きを置く人が増えれば、自社で取り入れないと人材が流出していく、新しい人材に興味を持ってもらえない。
前向きな企業も勿論いると思いますが、多くの日本企業の本音としては、雇用している社員には、自社で残業時間も含めてフル全力投球してほしいと思っています。ま、そりゃそうですよね。
それに、途中から副業を認めるとなると、企業としては、税金・保険・労務観点なども実はなかなか難しかったりします。人事は制度導入に苦労してるはず…。

そんなマイナス点ばかりでも導入企業が増えているのは、そうしないと優秀な人が来てくれない、居続けてくれないから。
これは私が今も時短で就業できているのも同じ原理ですね。会社としては正直時短より残業ガツガツ出来る人のがありがたい。
でも、人材不足と私のなけなしの経験/知見を手放すのは辛い。(私が優秀だし、と言えればよかったけど、それは残念ながら違う)
育児と両立している人材を守る会社の社会的意義もある。

マイナビの記事でも副業・兼業人材を受け入れている企業は65.2%と前年比+18.8ptで大幅に増加。副業・兼業制度がある企業も70.8%と3年連続の増加だそう。

働く側からしたらスローペースだと思うけど、企業も変革の波はきてる。

社会人10年を超えると、社会人年数が増えてきて副業に興味を持つ人、子育てや介護などライフの比重やバランスを取りたい人が友達にも増えてきて、働き手としては企業にもっと柔軟になって欲しい、会社なんて使ってなんぼだ、という意見をよく耳にします。めちゃくちゃわかる。
でも企業側も自分の会社を守る、従業員を守るという観点でそんな簡単に踏み切れないわけで・・・。採用という企業目線の意識も持って働いている身としては、なんか辛いなーと思ったりします。

そういえば、こないだふと思い出したのですが、自分が新卒入社3年目くらいのとき、働く女性の投資セミナーみたいなやつにホイホイ引っかかったことがあるんですが、そこで将来のキャリアプランに「定時15時の会社を起業する」って書いてました。笑
その時はただ長時間労働が嫌だっただけなんだけど、一周回って今の社会で労働力を確保するには結構的を得てるかもなと思いました。
やるかな、win-winで(古ワード)15時定時の会社。

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