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他者の靴を履く感覚。

こんにちは。浮気性なもので読書もあっち行ったりこっち行ったりしてしまい読了できずにいます。常に三冊ずつ読むのがいいという話も聞いたりするのですが、それすらもなかなかまとまりきらず・・・。


献本ありがとうございます。

ダメ人間ではありますが、時折、献本をいただいたりします。早々に読まないとと思いつつ進みが遅いので申し訳ない気持ちでいっぱいです。そんななかで少し時間がかかってしまいましたが「ビジネスに効く!演劇アプローチ - 組織の活力を取り戻す「共感」「身体」「即興」」をようやく読了しました。

演劇を見る機会が少なく、あったとしても俳優の友人を見に行くレベルだったので、演劇アプローチと聞いても上手く受け止めることができるのかどうか心配でした。しかしながら、演劇アプローチの理論、研修事例、そして実際に導入した企業のインタビューと、わずかながら理解が深まりました。

相手の立場に立って、の幻想。

率直に感じたのは、普段研修などで取り入れているロールプレイングとはアプローチが違っていること。「他者の靴を履く」というメッセージがとてもイメージがつきやすかった。レゴ®シリアスプレイ®メソッドにも、他者になって作品を説明するプログラムがあります。とても親近感が湧きましたね。

そういや少し前に書きました。下記投稿内の「思い込みの縛りを解く。」の項をご覧くださいませ。

「相手の立場に立って」。よく使ってしまいます。事実、自分と他者は価値観もこれまでの人生も、何もかもが違うわけです。立場に立つだけでそれがすべてクリアできるのなら、人間関係がこれほど課題になることもないですよね。書籍を読み続けることでそれが次々と明らかになっていく感覚でした。

近しい存在。

とは言え、演劇、という言葉に対してアレルギーも生まれそうな気がしました。実際、レゴ®シリアスプレイ®ワークショップをおこなう際でも、自分の作品以外について意識を向けることはとても困難です。そういった意味でも「なりきる」を身につけてみたいという衝動に駆られる感がありましたね。

また、第6章の導入企業インタビューは同じIT企業ということもあり非常に身に沁みる言葉が多かった。ロジックでは人は動かない、は、以前書いたおせっかいというキーワードを思い出してしまった。もしかすると演劇アプローチとレゴ®シリアスプレイ®メソッドはとても近しい存在なのかもしれない。

他者の靴を履く感覚を持って。

それでも人は演技して生きている。プライベートではありますが、毎週、X(旧Twitter)のスペースでひたすらセレッソ大阪愛を喋っているとき、どことなくペルソナとしてのセレッソ大阪サポーターを演じている気もしてしまいます。だから演劇アプローチはそれほど苦にならないのだろうと思う。

他者の靴を履く感覚を持ってレゴ®シリアスプレイ®ワークショップでの他者作品説明をおこなったとしたら、次々と驚きが生まれるのだろうか。そう考えるだけでなんだかワクワクが止まらないですね。本文にあるパースペクティブ・テイキング(視野取得)が得られたかどうかはまた別の問題です(笑)

最後に。

献本いただいたことで、より自分自身の視座を高めることができました。本当にありがたいことでほんまに頭が上がりません。響いた言葉には付箋を貼っていくタイプでもあるので、その部分を含めて、また読み直したいと思います。何度も繰り返しにはなりますが、献本、ありがとうございました。

付箋もやっぱりピンクです。

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