【マーベル映画の歩き方】いろいろな「マーベル映画」①「マーベル・シネマティック・ユニバース」

「アベンジャーズ / エンドゲーム」の感動を少しでもたくさんの人と分かち合いたい!!!という切なる動機からスタートした、「初心者のための『マーベル映画の歩き方』」。
▼第一回はこちら。

第二回は、実はいろいろあるマーベル映画の「種類」について書きたいと思います。

様々な「ユニバース」

前回、「マーベル映画は、マーベルコミックス社が出版するコミックスが原作になっている」と書きました。

逆に言うと、原作が同じマーベルコミックスでも「制作する映画会社がバラバラ」という状態がありえます。というか、実際にそうなっています。

これが難しいところなんですが、映画会社ごとに「複数の映画を包括するひとつの宇宙(「ユニバース」)を作っているんですね。

つまり、「ある作品とある作品は実は裏でつながっているが、また別のある作品はつながっていない」という状況があるのです。
ややこしい!

今回から、近年の代表的な「ユニバース」を少しずつ紹介していきます。

MCU(Marvel Cinematic Universe / マーベル・シネマティック・ユニバース)

もっともメジャーなユニバース。
「アイアンマン」、「キャプテン・アメリカ」、「マイティ・ソー」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」など多数の作品が世界観を共有し、彼らが一堂に会するクロスオーバーが「アベンジャーズ」シリーズという位置付けです。

2019年9月現在、MCUに所属し、同一の世界観を共有した映画は23作(!)公開されています。他にテレビドラマのほか、NetflixやHuluオリジナル作品も配信されています。

というかこれ、現在米ディズニー傘下の米「マーベルスタジオ」が制作しています。

アメコミ出版社が自分たちのアメコミ作品を映画化するためだけのスタジオ。
もうこの時点ですごくないですか?

もちろん、映画の国アメリカならではの大規模な予算編成ということはありますが、前回書いたたおり、「漫画家個人ではなく、出版社が作品の権利を保有している」からこそ、こんな大それたことができるのでしょう。

だからこそ、私たちは「アベンジャーズ」のようなクロスオーバー映画を楽しむことが出来るのです。

(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?