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勝ち点「一」について。

日立台に行ってきた。他のスタジアムへの道程と同様に、街なかを歩く二〇分ほどの旅も乙なものだけど、つくづく長居の環境が素晴らしいことに気づかされてしまう。駅を降りて緑。暑さも和らぐ緑。心身ともにリフレッシュさせてくれる緑。我らの環境は世界一である。

結果から先に話すと、価値ある勝ち点を手に入れたと言える。少ないサブメンバーも最少人数の交代も、監督やスタッフが決めることなので、サポーターである自分がとやかく言うことでもない。今、目の前にいる選手たちにひたすら情熱を傾けたゴール裏の面々は凄い。

チームが連敗中で、さらにはこのような試合展開になると、良くも悪くも評論家が増えはじめる。昨日の試合の場合、どう考えても出場した一二名以上の交代は考えられなかった。問題は、明らかに体力の限界を迎えている選手ですら替えようがないサブ選手の底上げの少なさ。

そういう不安要素だらけのなかで最小勝ち点を取れたことは称賛に値する。そして、その「一」を手繰り寄せたのはゴール裏のサポーターだろうなと素直に思う。ヨドコウ桜スタジアムと同じサッカー専用スタジアムだからこその選手との程よい距離感も要因だっただろう。

それから、コールリーダーがふたりいるメリットも最大限に生かされていた試合だった気もする。メリハリというか、なんだか「良いコンビ」だと思った。勝たせる応援と負けない応援のコントラストが、サッカーにおけるサポート、コールリーダーの役割なのだと感じる。

ビジター指定の最上段にいた。最後のコーナー。ゴール裏と同じくらいの大声で溢れた。だけど選手たちは応えられなかった。でも、あの声によって、あの高さまでジャンプをさせることができたのだ。次は大丈夫だ。声は人を動かす。声と言えば、また木曜日がやってくる。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

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