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マウンティング好きの日本人は、今日も上見て下を見る

フランス語は愛を語る言葉
イタリア語は歌う言葉 
ドイツ語は哲学の言葉 
英語は商売をする言葉 
日本語は人を敬う言葉 
そしてロシア語は……呪いの言葉

誰が言ったか、言葉には民族ごとにそんな印象があるらしい。

あるブラジルの若い日系人が、期待を持って日本へ出稼ぎに行ったところ、失望して消耗したような顔で帰ってくることがよくある。

日本は敬う文化だと思っていたら、逆に人を見下すような軽蔑な態度が多かったと嘆いていた。

例えば食事の際に、上司には「お召上がりください」「おあがりください」と言うのに、出稼ぎの日系ブラジル人には「お前ら早く食え!」というのだそうだ。

こんな差別的な言い方はブラジルにはない。

だいたい英語は社長にも乞食にもyouを使うし、ブラジルのポルトガル語でも、相手をヴォッセと呼んでyouと同じ使い方をする。

ブラジルや欧米では個人が横に並ぶ社会になっているので、英語の「I」やポ語の一人称「eu」のように平等な言い方をするものだが、対して日本の社会は上下の序列社会になっているので、特に待遇表現は相手との上下関係を瞬時に判断した言葉遣いをしなければならないというややこしさ。

その使い分けが、彼らには「上へつらいの下いびり」に感じられ、小難しい上に絶大なストレスになるらしい。

最近よくカタカナ語で「マウントを取る」と言ったりするが、ニホンザルが自分より下位の猿の尻に交尾をする形で乗りかかることを「マウンティング」という。

たとえ相手が雄であっても交尾の姿勢を取り、自分の強さを周囲に示そうとするのです。

ブラジルでは個々の順位は重視されないので、マウンティングとかいう類のマイナスの待遇表現はほとんど見られない……と思います。

例えば、中国や韓国が、福島の原発処理水を「汚染水」などと言い、執拗に日本に嫌がらせをするのは何故か?。

もしかすると、過去の併合時代に日本人から見下された思い出にこだわっているのだろうか。

見下した者はすぐ忘れるが、見下された者は長く根に持つ傾向がある。

【今日の名言】
「いじめられっ子が黙って自殺するのは (85%が男子)、普段から親が自分の失敗話弱点を話したり見せたりしておかなかったから」

もうひとつ。

「周囲にたいして感謝を忘れなければ、大抵のことは許される。」


※編集協力
和の国チャンネル


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