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日本酒の歴史②

1970年代、消費者たちは自分の好みに合った日本酒を選ぶようになったんだ。
「出張先でその町の地酒を楽しもう」
「郷土料理と一緒に地酒を味わおう」
っていう地酒ブームが起こったんだ。全国の酒蔵に注目が集まり、プレミアがつく地酒も登場したんだ。

1982年には吟醸酒ブームが起こり、生酒も人気になったんだ。
1992年には級別制度が廃止されて、酒蔵の皆さんは自社製品のランク付けを自己責任で行ったり、新しい品質認定制度を立ち上げたりして、どんどん品質を向上させようと頑張っていたんだ。

でもね、1996年頃から日本酒の製造量は大きく減少して、冬の時代に突入しちゃったんだ。数年後には空前の焼酎ブームが起こって、日本酒は焼酎にシェアを奪われちゃったんだよ。
でも、純米酒や吟醸酒、無濾過生原酒、生酒、長期貯蔵酒など製品の多様化や、蔵元杜氏や社員杜氏による製造場への移行など、酒蔵の皆さんは頑張っていたんだ。

冬の時代でも、海外輸出数量は静かだけどゆっくりと着実に伸びていたんだ。輸出先はアメリカ、香港、中国などが続いているんだよ。スパークリング日本酒や海外での和食ブーム、国内外のコンテストが影響しているんだ。

そしてね、2013年には「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたんだ。日本酒の世界も、時代と共に変化し続けているんだよ。



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