マイクチェックワンツー

※これは自分の中学からの親友。
デザイナー安藤次朗が10年程前に主催していた、
数人の仲間内で1人ずつ交代でリレー形式で文章を書き、
次の人にその"マイク"を次の人にパスしていく、

「パスザマイク」

という書籍から、
8年前の岸本の2015/6/12の父の日の為の寄稿から抜粋したものと、それについてです。

まず以下、コピペ。

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変な先入観をもたずにそこに属する人達に出会ってしまったからか、
みんなそうなのかわからいけど、
右翼なのか左翼なのか、
どっちよりでもないのか、
どうでもいいのか、自分の事がわからない。(どうでもいい?わけじゃない)

俺の父は右寄りです。

というより親父は自衛隊だった。
日本の事を、我が国はな、雅樹〜と説明し始めるのが鬼普通だった。
色んな日の丸を飾っていた。
豪華な金や赤の高そうな布で出来た日の丸のカレンダーだって毎年くれる。

天皇陛下、万歳。
テレビの前で、家族に目立たないように万歳をする親父。

テレビキャスター全員が親父の敵だった。
ニュースを見てよく怒っていた。
怒ってティッシュ箱を

こんな内容、前にも書いたような気がするけど、
マイクチェックだホラ、バンザーイ

戦争のビデオやドキュメンタリーは一瞬で号泣する。

じゃあおれはどうだ。
おれの考えを言え。
おれの思いを言ってみろ。
なあおいお前、言えないだろう?

わからないからジョンレノンの格好をして菊の紋章を背負ってみたけど、
見える世界は何にも変わらない。

変えるのは格好じゃないんだな、父さん。

一つ言えることは、右翼にしても左翼にしても、
お互いの悪口を言わない人と、仲が良くなる。

現状それしかわかりませんが、

父さん、長生きしてください。
父の日の思いを込めて、雅樹より。

2015/6/12 岸本雅樹

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※今へ戻る

というのが当時8年前の文章を
このiPhoneに入っていたのを今日電車の中で発見したので、
次朗に許可を得て転載させて頂いた。

この中で

「ジョンレノンの格好をして
菊の紋章を背負ってみた」

というのは、
とある自転車レース大会で、
レース大会当日に白い爺さんとかが年中着ている肌着、を自分は今もなんだか好きで愛用しているのだが、
それ肌着のシャツに油性マジックで、

日本の象徴の「菊の紋章」を描き、
それを着たジョンレノン(自分)が
代表曲 "イマジン" を身体からまぁまぁの音量で流しながら(モバイルスピーカー)自転車に乗らず、自転車を手で押して歩く。

というパフォーマンスを、

家族連れの多い、
ピースフルな、
スポーティーな空気感の中の
自転車フリーク達、
サイクリスト達の中でやった。(演った)

それが結構急造でやったのにまぁ仲間内だがウケて
いつかそれに準ずるパフォーマンスはもう一度、
ちゃんとした場所で、
というか
ちゃんとした場所だったんだが、
自身の発表としてやらねばな。
と、思ったのでここに決意表明として記す。

勘違いしないで欲しいのは、
当たり前だと思うが
自分は思想とか、右、左
そういった類のカテゴリーに属す、属さないで、
その人との関わりを絶対に断たない。
むしろ自分にそういった思想はないのでリスペクトしている。

もし、心や体をいたずらに傷つけるような行為をするならば否定する。


で、
自分が最も身近な親交のある方で右翼の方がいるが、
その方とはもう20年来の強大で強烈に太い関係性で、
共にTorary、ツーバックスという、
トラックを使って、
路上ゲリラで展示しているユニットをやっている。
その人は小灘さんと言うが、
またその話は必ず出るしかないので、
出します。
右翼 という単語は彼から学びました。
21歳の時。

で、
文中にあったそのシャツとかは今も大事に保管しているので、
添付しておきますね。

レース用シャツ・レノンシャツの胸側、前方
レノンシャツの背中側・後方
※別の年の自転車レースシャツの背中側
今も愛用の爺ちゃんシャツ

次朗のWEBサイト

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