忘れないで賛美歌を

お久しぶりです。
昨日はお休みでした。
妻とちびちゃんと3人でアルプス公園へ行き、たくさん遊びました。山の一部が公園になっているので沢山の木々の中を歩き回れるし、ちいさな動物園もあります。
クリスマスのリースを作ろうと、木に絡まる蔦や朱、黒、紫、橙の実を摘み、モミの枝や松ぼっくりと合わせて玄関に飾りました。
いいものないかなーと森の中を歩きながら、拾ったり摘んだりするって気持ちがいいですね。
すっかり元気になれました。

ところで、仕事を終えての帰り道、おなかが空いて堪りません。
お昼のお弁当はいつもたっぷりにしてもらっているし、それを食べた後はおなかいっぱいなのに、6時間程経過するとぺこぺこなのです。
早く食事をしたくて、急ぎ足で帰ります。
ただいまーと家に着くと、ちびちゃんが大きな声で言います。
パパぁ、食べていいよー。
手を洗い、うがいをして、キッチンへ入ると、テーブルに食事の用意が。
あーおなかすいたと言いながら席につき、思いっきり食べるのです。
先に食事を済ませたちびちゃんは隣でおかずの解説をしたり、描いた絵を見せてくれたり、その日の出来事を話したりします。
はやく次のひとくちを食べたいものだから、急いでしまうぼくに、ちびちゃんはやれやれという様子で言います。
ゆっくり、食べていいんだよ。
あ、そうだね、ありがとう。
もう帰ってきたんだから、急がなくていいでしょ。
ほんとだね。

それから、最近はクリスマスが近いこともあり、いくつもの賛美歌を歌ってくれます。

まじめにていねいに、ちびちゃんのうたう、さんびか。

ぼくの知らないたくさんをすでに知っている、ちびちゃん。

もっと、歌って。
そう言うと、ちびちゃんはくりっとおおきな目をして頷き、また別の賛美歌を歌ってくれます。

おなかがいっぱいになったぼくは思います。
今ここにあるものすべてを守りたいなあ。

食事を終えると、それを待っていたちびちゃんは、これ読んでと本を差し出します。
ぼくはそれを読みます。

ぼくにできることがあるのなら、
残らずぜんぶやるからね。
そんな気持ちになるのです。

すぐに忘れて、怒ったりしてしまうのですけれどね。

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