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仕掛け学~人を動かすアイデアのつくり方~

こんにちは


この前6校目の兼任校舎を迎えたmasakiです。
#ファンを着実に作っていく
先ずお知らせです。
noteの記事が合計300ビューを超えました。
皆様読んでいただいてありがとうございます。
まだまだ、果てしない夢の種まきですが、精進していきます。
なかでも人気なのが、「英単語を着実に覚える方法」です。
講演、zoomによる指導も可能ですので、その際は連絡してください。


さて、今日から、勉強とはまた別に
私masakiが実際に読んだ本をレビュー
そして、そこからの行動を記事にしていきたいと思います。


一週間に三冊ほど読むのですが、
特に良いなと思ったものを更新していくので、
よろしくお願いします。


なんでそんなに読むのか
読む理由についてはまた別の記事で更新したいと思います。


また、この記事は、Instagramと連携しています。
そちらもチェックしていただけるとねこの様に懐きます。


さて、第一回目で紹介するのは


仕掛け学 人を動かすアイデアのつくり方

松村尚宏著 東洋経済新報社

です。


Instagramと重複しますが、
仕掛けとは、
「見えているのに見えていない、聞こえているのに聞こえていない、生活空間の魅力に気づかせるための仕組み」
と本著にあります。


例えば、ドラゴンボール。
これは、単行本を集めると一枚絵になるというのはご存知だと思います。

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こんな感じですね。
これは「マンガを読むと面白い」+「集める楽しみがある」としたんですね。
これが「集める楽しさ」に気づかせる「仕掛け」です。
やはり、鳥山明は天才ですね。
#絶対天才


こう見ると、本著はデザインの人向けの本のように見えますが、ビジネスにも転用できると思います。


それが
「『した方が良い』と直接伝えても効果がないことは、明らかなので、『ついしたくなる』ように間接的に伝えて、結果的に問題を解決する」
とあることです。


Instagramでは、この仕掛け学を教育に転用できないかと考え、実際にやってみたことを書いています。
予定は、Instagramで一人、ここnoteで一人の予定だったのですが、
noteを書いている間に、そういえばもう一つ事例があったので、+αでもう一事例書きますね。


ここからがnoteのみの記事

ビジネスに転用したので、とても黒masakiが出ています。


【宿題をやらない生徒】

集団授業をしたときに、宿題をしてこない生徒がいました。
集団授業なので、先生によってまた当日勉強する内容の濃さによって、宿題のチェックをテストの出来で判断することがありました。


生徒の言い分は
「だってチェックしないじゃん」


たしかに分かります。
チェックしないならやっても意味ないかなと考えてしまう。
安直ですが、そう考えてしまうのは、人間大人子ども関係ないではないでしょうか?


ただこの生徒、テストが満点ならまだ分かるんです。
しかし、おしい。
ちょっと理解できていない点がある。
宿題をやっていれば、出来たかもしれないのに…
それが原因で勉強を、この科目を嫌になってほしくないんですね。


そこで、実施した仕掛けは
「透明の宿題提出ボックス」
授業の前に、ホワイトボードの前に置いておきます。
すると、初めは戸惑っていた生徒たちも徐々に入れていきます。
毎週していた生徒は毎週入れます。
毎週毎週いれます。


これは透明で、生徒たちの目線の先にあるので、宿題をしたかしていないか
もっと言うと、提出したかしていないかは生徒たちがチェックしていることになるんです。
つまり、自分たちで実施した宿題を、自分たちでチェックしている状態。


こうなると、「やらないほうが分が悪い」という状況になります。
1か月もすれば、その生徒はしっかりやってきたんですね。
行動が変わりました。


今回の問題は、「チェックしないから宿題はしない(めんどくさいもあるでしょうね)」
して欲しい行動(直接的)は、「宿題をしてもらうこと」
仕掛け(間接的)は、「見えるとこに置いた透明な宿題提出ボックス」


Instagramでも言いましたが、
行動と仕掛けが無関係に見えることが、とても重要と本著にありました。
今回のポイントはおそらく、透明であること
これによってセルフチェックが誘発されたのかと思います。


更に副作用てきですが、
提出するために、全員授業に来るのが1~2分早くなりました。
良い副作用ですね。
仕掛けによる副作用についても本著に記載されているので、ぜひ読んで見てください。


【授業の参加率を上げる】

次に話すのは、無意識に行っていた仕掛けです。
授業の参加率を上げるについて


話す前に、参加率と言うのを改めて定義します。
ここでの参加率は出席率のことではなく、
どれだけ、授業に意欲的になれるか、発現、質問が多いか
という先生でしか感じることが出来ない率のことを表します。


学生の人でも、なんとなく感じたことあるのではないでしょうか?
学生の皆さんに分かりやすく言うと、
「勉強として面白くない授業」は参加率が悪く
「勉強として面白い授業」は参加率が良い
とします。
大学の授業の殆どは、参加率が悪いと言えます。


言わずもがな、参加率が上がれば上がるほど、参加者の成績や理解は加速されるので、この参加率は上げたいなとずっと思っています。


そこで、参加率が下がる要因を考えてみました。
・「発言が恥ずかしい」
・「質問したらバカだと周りに思われそう」
こんなとこがあると思います。


要因の中心に「人の目」と言うのがありそうですね。


そこで実施した仕掛けは、
「教室に入ってから授業が始まるまでの、先生の声の音量を上げておく、授業中は大げさにふるまう」
一言でいうと、
「元気な挨拶」
「身振り手振りを加えた説明」
「表情筋を使う」(オンラインのみ)
「声質を変える」(対面もオンラインも)
#三言やないかい


更にダメ押しの仕掛けで
「生徒に質問するとき、○○先生これはどういうことですか?」
と生徒を、先生の立場に立たせる。


この大きく分けた二つの仕掛けで、参加率をぐっと上げています。
声量を上げることで、周りの子たちとのおしゃべりはちょっと声を張らないと聞こえないんですね。
#ソーシャルディスタンスは守っています。
身振り手振りを大げさにすることで、視線の移動は大きくなる。
表情筋を使うことで、重要なとこ、説明のとこの濃淡を明白にさせる。
さらに、生徒を先生とさせること(頼る)でいい気持ちにさせる。
(頼られると気持ちいよね)


今回の問題は、「参加率を上げたい」
して欲しい行動(直接的)は、「意欲的に授業に参加してほしい」
仕掛け(間接的)は、「教室に入ってから授業が始まるまでの、先生の声の音量を上げておく、授業中は大げさにふるまう」「生徒に質問するとき、○○先生これはどういうことですか?」
の二点


これはまさに、行動と仕掛けが無関係に見えることだと思います。
この方法は、会議やプレゼン、発表にも転用できるので参考にしてみてくれると嬉しいです。


いつかfacebookで書いた認知行動療法に近いものがありますね。

本著では、他にも
仕掛の注意点、仕掛けとは何かについて詳しく分かりやすく述べていただいています。
ビジネスでも大いに転用できる本なので、行動おw変えたい!と思う人にはぴったりの本であると思います。


それでは、良い一日を
masakiでした。

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