まるで脳同士が直接LINEを送受信し合うような時代へ

まるで脳同士が直接LINEを送受信し合うような。そんな時代が早く来て欲しい。

身体への動作命令機能や身体そのものの動作能力が衰えたとしても、感情や意思と言った脳波を互いの脳に直接送受信し合う。身体能力に頼らない新たなコミュニケーション手段が早いところ成立して欲しい。

そうすれば身体機能がその役目を終えたとしても尚リアルに、最期の最期まで互いにコミュニケーションがとれる。

さらにその人のそれらが電子情報として、脳というサーバーからクラウド上に引き継げれば最高だ。

肉体と意識が切り離せることになれば、その人の瑞々しい記憶や感情がいつまでも残る。そしてその温かみに触れたくなったらいつでも、クラウド上に残されたそれらにアクセスすれば良い。これはもうその人に触れることと同義だと思う。

そしてその情報は、写真や動画よりとても現実的なものになる。受け手側の主観や解釈の入り込む余地は極端に小さくなり、その情報の起源者が抱いた生々しくてリアルな感情や意識をダイレクトに体験することになる。いわばその人の人格となるデータ(ソフト)を、一旦 自分というハードウェアにインストールするわけだ。こうすることでありとあらゆるものが感じ取れるはず。

ディープラーニングも人の脳もその思考手順は同じこと。AIがその人の人格を引き継ぎ、環境や時代、アクセスしてくる人などの情報に触れる度に微小な変化を繰り返す。そんな人間らしい営みが行われることになる気がする。その人が死してなお、その人の心の機微に触れることが出来るわけだ。

それが実現された時には、人間が抱える死や種の存続といった課題に初めて解が生まれることにもなるのではないか。それがシンギュラリティの本質でははないか。そんなことを考えると期待しかない。

今はもちろんその端境期だけど、今を生きる者としてはとにかく、何か媒体を介してで何でもいいから、意識が小さくなって、身体で表現できない人とでも、コミュニケーションがとれるような技術が、欲しい。

まるでLINEを送るかのように、今日見た景色や抱いた感情をあの人に送信したいのだ。そして受信して欲しいのだ。

その受信した情報を元に、新たな電子情報をこちらに送信してもらい、オレはそれを受信する。

そう。あの人ともう一度、話がしたいのだ。

#LINE
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#AI
#ディープラーニング

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