羊と雲の丘眺望羊群れ2

いてくれてありがとう

道外にお住いのみなさんへ

たとえば、札幌と函館と帯広と旭川。
1回の旅ですべてまわろうと思わない方がいいです。

なぜなら北海道の面積は、
九州2個分にも相当するからです。

そんな大きな島、北海道。
547万人のうち191万人は札幌市民です。(※2014年当時)
とううことはその他の多くの地域には
あんまり人が住んでいません。

士別の人口について
とても腑に落ちたことがありました。
士別市民、2万人強。
お年寄りから赤ちゃんまでひとり残らず集めても、
我がふるさとにある埼玉スタジアム2002は
半分も埋まらないという事実に
気付いてしまったときのことです。

これは数を意識したらダメですな。
・・・ならば。

ほんとうに心でつながれる人を探せば、
ここだから楽しい人とことにたくさん出会えれば、
ここに住めてよかったと心から思えるにちがいない。

そう思って暮らしているうちに
たくさんの素敵な人たちに
出会えてしまいました。

歌が唄える人
絵が描ける人
料理が上手な人
消しゴムハンコづくりのプロ
ピザ窯を自分でつくっちゃう人
山菜採りを教えてくれる人
エゾシカハンター
おいしいたまごを生む鶏を育ててる人
チーズをつくる人
イトウを釣る人
ヘンテコなカルタをつくる人
カヌーを自分でつくっちゃう人
白樺樹液の採り方を教えてくれるおじいちゃん
ものすごくステキな写真を撮ってくれる人
一緒に泣くほど笑ってくれる人

などなど、まだまだ、おおぜい。

みんなといると
自然に元気になります。
笑顔になります。

だから、
みんなの住むここが大好きになります。

東京みたいに遊ぶところばっかりのまちより、
自分たちで楽しさをつくる必要のある田舎では
ひとりひとりの持ち場がとても大きい気がします。

だから、人が生きてそこにいてくれるだけで
とてもありがたいんだ。
存在してくれることがすばらしくて、
ほんとうにおなかの底から感謝だ!

だって、あなたがいないと
つくれない空気があるんだもの。

そして、どんな人も
誰かにとってそんな存在なのだ。

そんなことが
しみじみわかってくるのです。


◎鯨井啓子 info

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