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トラウマと、そこからの回復について

こんにちは。
ほえーるけいこです。

今日は占いとはちょっとトーンの違うことを書いてみようと思います。そして、まずはちょっと私のことを書かせていただこうと思います。

私はアルコール依存症による機能不全家族からのサバイバーです。子どもの頃から様々な心身症に苦しんで来たのですが、何度も試みたものの適切に医療につながれず、大学や各種の心理学講座を学んだり、書籍をあたって深く調べたり、身近な人との対話を重ねて自分自身のことを深く知りながら、なんとか日常生活には支障のないレベルにまで回復して来ました。そして今は、ハラスメント当事者であった家族も回復軌道に乗せることができ、一緒に歩みを進めているところです。

個人的な努力のみで回復をしていくことがいいとは、私はまったく思っていません。できたら私も医療に回復の道筋を示して欲しかったなぁと思っています。ただ、自分も心について無知だった、そしてここまで精神医療が広がっていなかった時代に、私の置かれた環境下ではそれはとても難しいことでした。

さまざまなハラスメントがメディアで大きく取り上げられている今だからこそ、医療の現場がパンパンだったり、お住まいの地域ではなかなか適切なケアを受けられないという場合もあると思います。そんな方に向けて、医療的なケアを待っている間にも自分自身でできることをシェアできればと思います。

①心に安心できるスペースを作る

最初に、トラウマの傷を自力で開けて対処しようとするのはとても難易度が高いことですし、時に命の危険があるほどのことです。なのでまずは、自分の心の中に、安心できる場所を見つけることが先決です。記憶にある中で一番自分の心が安らいでいた、安心してのびのびと振る舞うことができていたときの自分をピックアップして、そこに意識的に帰るようにしてください。安らげる場所をイメージして深く深呼吸を繰り返すことで、過度な不安やパニックから冷静さを取り戻すことができます。

ちなみに私の場合は、「不登校だった小学生の頃、学校を休んだ日のお昼に、自宅の居間でのんびりおうどんを食べていた自分」が一番ホッとする光景で今でも思い出しますが、なんでこれ!?とは自分でも思っています(笑)そのくらい、安心できる記憶はその人オリジナルなのだと思います。ぜひ自分の記憶を探ってみてください。

厳しい経験をして来ている方ほど、自分自身を至らないと感じて責めてしまうものです。少しでも自分を責めるような気持ち、不安な気持ちが湧いてきたら、安心できる場所に立ち返るトレーニングをしておくといいです。冷静に目の前のことに他書できるようになることで新しいトラウマを生みにくくなりますし、過度な不安を抱えにくくなります。

②体験を安心して話せる場所を見つける

心に安心できる場所を見つけ、パニックになることが減ったら、似たような経験をした人の話を聞いたり、自分自身の話を聞いてもらう場所を見つけてみるのもいいと思います。理解をしてくれる人であれば家族や友達でもいいと思いますし、似たような体験をしている人を当事者グループ、自助グループの中で見つけてみるのもいいと思います。私自身は一時期体調がひどく悪くて知らない人と知り合う余裕がなかったのと、家族に異様な聞き上手(笑)がいたので、お互いの体験を話し合いながら心の中を整理していきました。その場がとても自助グループ的な働きをしてくれていたなと、今では思っています。

話すのがいいのは、まずは口から音を出すことでスッキリするということ。自助グループは基本的に匿名で、言いっぱなし、聞きっぱなしで内容に対するジャッジを下さない場所ですが、聞いてくれる人がいることで、意味が伝わるように自分の中で経験を分析的に見て、整理する癖ができることです。話をすることで心に少し余裕ができれば、仲間の体験談に救われたり、気づきを得たりすることもできるのだと思います。

③症状について学ぶ

一言でトラウマと言っても、その原因も回復方法もさまざまです。私自身は子ども時代に、家庭内に長きに渡って安らげる場所がなかったことによって傷ついて来ました。医師による診断はされていませんが、複雑性PTSDの症状とそこからの回復方法についての記述が、私個人としては一番しっくりきたので参考にしてきました。


こちらは専門書なのでなかなかのお値段なのですが、私の地元では図書館にも蔵書があったので、気になる方はパラパラと見てみてください。他にも複雑性PTSD関連の書籍は、最近どんどん出版されています。この本は心理学に馴染みのない方にはちょっと難しいことも書いてあるかもしれないのですが、体験談が豊富で、同じような経験をした方でしたら「ある!ある!」と言いながら読み進められるのではないかと思います。

ちなみに、過去にはトラウマに関連してフラワーエッセンスの記事を書いたのですが、私には非常に合っていてとても助かりました。ただこれは個人差があることだと思っていますし、あくまで参考まで。

④眠いなら、とにかくひたすら眠る

文章にしたことで早速自分の中で「あれもだな!」と思ったことがあったので加筆します。(2023.10.3 13:08)もうひとつの対処方法は、とにかくひたすら眠ることです。

私自身がそもそもロングスリーパーであることもあるのかもしれないのですが、トラウマと向き合っている最中には本当に頻繁に眠気が襲って来てよく眠っていました。松たか子さんが主演された『カルテット』というドラマがあるのですが、その中で満島ひかりさんが演じたすずめちゃんという女の子のような感じです。(「そうなんだよ、すずめちゃん。眠いよね〜、寝ちゃうよね〜。」と強くうなづきながら見ておりました。)心の傷と向き合うのには、そのくらいエネルギーが必要なのだと思います。

メンタルヘルス系のドキュメンタリーで見たので、現時点で出典が明確にわからないのですが、その番組がいうことには睡眠はPTSDの人には特にとても効果的なのだそうでした。眠ることで脳内の情報がしっかりと整理され、「辛い目には遭ったけれど、今自分がいる場所は危険ではない」と線引きできるようになり、フラッシュバックが起きにくくなるのだそうです。そして何より、強い不安に襲われても、しっかり眠って体力を温存しておくと、その状況に理性的に対応しやすくなります。心理的な症状で眠るのが難しくなる方ももちろんいらっしゃると思うので、そのことでご自身を罰していただくはないと強く思うのですが、もしも眠れるならばしっかりと眠っておくこともおすすめです。

以上、僭越ながら個人的な経験からの、トラウマに対する対処方法をシェアさせていただきました。何かのお役に立ちましたらとても嬉しく思います。

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