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個人の自由が尊重され、それぞれが自立し、ゆるやかに依存し合える共生社会をつくりたい

思いを引き出すインタビュアー、鯨井啓子です。

昨日、湿気むんむんの東京で友達に会い、いろいろな話をしました。

その中で、私は、個人の自由が尊重され、それぞれが自立し、ゆるやかに依存し合える共生社会づくりの一助となりたいのだ。とうことを改めて実感しました。

それはとても多くの方がおっしゃっていることで、何も新しいことのないアイデアです。けれど、言い方が変わるから、発信者が変わるから、分かる人が増えた。いうこともあるかもしれない。

だから、なぜそんな考えに至ったのかの細かい流れは追々丁寧に書いていくこととして、まず私がどんな青写真を抱いているのかを説明したいと思います。

1) お母さんを”神”としない仕組みを作る
2) いのちひとつひとつが、尊重されるべきことを伝える
3) 弱さの情報公開

お母さんを”神”としない仕組みをつくる

多くの場合、お母さんの存在はこどもの生存に関わる重要な存在です。まず、いてくれないと生まれてくることもできない。

ただ、一方でお母さんはただの人です。「お母さん」は役割です。そのことをなかなか理解できず、成人してもなかなかお母さんを”神”と崇めてしまう精神構造からなかなか抜け出せず、そのせいで本来のいいところが出せずに息苦しさを感じて生きているという人が、この世にはたくさんいるのだと感じています。そして、私自身もそんな、お母さん信者のひとりでした。

成人においては神としてのお母さんをしっかりと殺し(実際にではないですからね、もちろん。精神的な話です。)、人に戻してあげること。そして、対等な人同士として付き合う、あるいは付き合わないを決めることはとても重要です。

幼少期においては、そもそもひとりのこどもに関わる大人の人数を増やすこと。まずその健やかな成長を願ってくれたり、一緒に遊んでくれたり、一緒にごはんを食べてくれたり、お母さんがゆっくりトイレやお茶に行ける時間面倒見てくれる人を増やすことも、大切です。それは、こども自身も見守ってくれる大人が多いことで、お母さんだけにその生存を委ねなくて済むことになり、お母さん自身の行き詰まりも減らすことができるからです。

そのために私がひとり静かにやっている活動が、他人のこどもも自分のこどもと同じように愛する”おばちゃん活動”です。こどもとどうやって付き合っていいかよくわからない人に向けても、今後発信をしていきたいと思っています。

いのちひとつひとつが、尊重されるべきことを伝える

縁あって昨年から、お産や育児のお話をお聞きすることが増えました。

世の中の人はすべてお産を経て誕生しているので、お産はなにも特別はことではありません。けれど、体験を公に語ることがタブー視されてきた歴史も長いためか、リアルなお産のお話は友達が母になる年齢になるまであまり聞いたことがありませんでした。

そして、この年になってお産の話を聞いていくと、どの命も奇跡のようなめ巡りあわせで生まれてきているのだ。ということに気付きます。この世にせっかく生まれてきたのだから、その命を祝福したい。しっかりと尊重され、生涯を全うしてほしいと切に願わずにはいられなくなります。

この、いのちひとつひとつがとても大切で、尊重されるべきであるということを、私はお産の話をインタビューしていく「いのち図書館」という取り組みのなかで行って行きたいと思っています。

弱さの情報公開

では、それぞれを尊重していくために大切なのはなんだ。ということですが、私は弱さを補えるということなのだと思っています。

私は大きな音やザワザワした場所が苦手で、そのことをまわりの人たちに公言しています。すると、出かける先に静かな郊外を選んでくれたり、ラッシュアワーに移動しないでいいようにしてくれたりと、まわりの人たちがものすごく配慮をしてくれるようになりました。本当にありがたいです。

苦手なこと、苦痛なことを強いることは暴力であると私は思っています。我慢したこところで克服したことは私にはないですし、敢えて取り組みたい人を止めはしないですが、他人が圧力で強いることでは断じてないと思っています。

一方で、私が自分自身の口で「これが苦手だ」と告げない限り、まわりの人たちは配慮してくれようがありません。だから、苦手なこと、苦痛なことを口から出しやすい環境がどんどん広がっていくこと。具体的な手立てがまだ見つかっていない点ではありますが、その重要性ももっとお伝えして言えればと思っています。

同じような志を持っている方、是非横でつながってください。私もお声かけをさせていただきたいと思っておりますので、つながっていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。


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