派遣に必要な技術はさぼれる事かもしれない
31歳から派遣社員として生活しています。
周りから見れば自由にやりたいことをやっていた20代。
30歳に色々あって、自分の人生やり直そうと決めて東京から逃げ出しました。
派遣社員になるつもりはそもそもありませんでした。
大学を中退したとき、企業に就職とかしない、私は学歴が関係ない場所で生きるんだ!
って決めていたし、何より社会不適合者だから普通に働くことは難しいと分析していたのです。
実際20代はそんな世界に身を置いていました。
だから、31歳でリスタートになったけど、いつか起業したいとか、1人でやっていける仕事を見つけるって決めていました。
そのため派遣社員時代の始めの数年は人生のスランプだーとか、暗黒時代などと言って笑いながら自分を貶めていました。
しかしながら、そもそも人見知り人間関係苦手な私に起業の才能なんてあるわけもなく、もうすぐ派遣9年目に突入です。
そして問題は選択してきたのがほぼコールセンターであるということ。
理由は時給の良さ。
人手不足だから雇ってもらいやすい。
そんなこんなで8年です。
資格も経験もないアラフォーを今更正規で雇いたいと思う企業はありません。
これはどうも派遣から抜け出せなさそうな人生です。
そのため、普段ぼんやり考えている派遣や今の働き方について言語化してみようと思います。
あくまで7社しか知らない私の偏りまくった思考であることはご容赦ください。
派遣の特徴を私は共産主義的な思考だと思っています。
頑張っても頑張らなくても給料は変わらない。
評価はあれど、そこまで魅力的なものではない。
正社員登用を謳っていたり、派遣社員をまとめるリーダー等への出世はあります。
でも、そこまで時給は変わらないしただ責任と残業が増えるだけ。魅力的には見えないから独身で趣味を満喫している人達は目指しません。
そんな話をしたら、共産主義的思考は正社員も同じで資本主義は会社間だけだよと言われました。
頑張った分だけ認められたい、給与に反映されてほしい、これはもうインセンティブがある営業等にいくしかないよね。とも。
私は仕事との距離感をうまく取るのが苦手です。
頑張りすぎて虚しさを感じて毎晩泣いてしまうような時期もありました。
適当がいちばん。
頭では理解しています。
頑張らなくていいともちょっと違う気がしています。
以前働いていたコールセンターで私は人の2倍取っていました。
後処理のスピードや、コール内容をどうすべきか自分なりに工夫を重ねた結果です。
工夫をすることは好きなことなので苦ではありません。
でも電話をとることも、仕事の業種も嫌いでした。
条件だけで働いている会社です。
だから、取ってくれて助かる!とリーダーから言われても一切嬉しくないし、サボって適当にやれている同僚にストレスを感じながらもこの人たちの方が正しい派遣のあり方だよな。と羨ましく思っていました。
でもサボってみるとサボってみるで楽しくない。
頑張りすぎるかさぼるかしかできない自分が悲しくなります。
今はコールセンターではなくメール対応ですが同じです。
サボれる人は適当がわかってる人、人とも仕事とも物事ともうまく距離感が取れる人。
自分の幸せを感じるところと不快に感じるところをちゃんと理解してる気がします。
だからこそ、さぼる技術は非常に高度なテクニックであると思っています。
これはもう技術なんですよ!
だから最近はその技術をどうすれば、身につけていけるのか試行錯誤中です。
派遣について考えると言いながら、偏った思考の派遣社員の戯言ですね。
私は距離感ぶっ壊れ女ですけれども、
働ける自分に毎日感謝しているし、
働かせてくれている今の会社や、これまでの会社すべてに心から感謝しています。
何よりもこんなふざけたことばかりぐるぐる思考してるめんどくさい自分が私は大好きです。
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