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そのイライラや気分の落ち込みは低血糖の症状かも?

なんだかイライラしてしまう、急に不安になる、疲れやすい、そんな方は血糖コントロールがうまくできていないかもしれません

『機能性低血糖症』

機能性低血糖症とは糖質の過剰摂取 ストレス アルコールなどが原因で食後に高血糖になると血糖を下げるためのホルモン「インスリン」が過剰に分泌され 血糖が下がり過ぎてしまう疾病です
不定愁訴だけでは他の病気と診断されてしまうこともあり見逃されがちです
今回は3つのタイプについて、最後にチェックリストを準備しましたので思い当たる方は読んでみてくださいね

タイプ1 :食べてすぐ眠たくなってしまう『反応性低血糖症』

ご飯を食べるとすぐ眠くなってしまう方いませんか?
こういう方は反応性低血糖症の可能性があります

ここでまずは正常な血糖値の変化
通常、血糖値は70〜110mg/dlでキープされています
食事を食べると1時間くらいかけて血糖値は上昇(高くても140mg/dl以下が正常とされています)その後緩やかに血糖は低下してまた血糖を維持していきます。

それは食事に合わせて膵臓から血糖を下げるホルモンインスリンが分泌されているからです
人間は血糖を上げるホルモン下げるホルモンなどで高過ぎたり低過ぎたりしないようにコントロールされています

オーソモレキュラー栄養医学研究所より引用

それと比較した反応性低血糖症のパターンです
こちらは食後すぐに血糖値がピークにしかも高血糖
その血糖値のピークに遅れて血糖値に合わせたインスリンが大量に放出されます
そうすると血糖値が下がっているタイミングでインスリンが作用するため最終的に食前より血糖値が低くなってしまうのです

このタイプは大量のインスリンにより太りやすくなったり
下がり過ぎた血糖値を上げようと副腎からこれまた
大量のホルモンが放出
このホルモンはアドレナリンなどで交感神経が優位となるためイライラや不安などの不定愁訴を訴える方も多いので注意が必要です

タイプ2:感情がジェットコースター気持ちが安定しない 『乱高下型低血糖』

テンションが上がったり下がったり、急に怒ったり
そんなあなたは『乱高下型低血糖』かも

こちらもグラフを使って説明
乱高下型はインスリンと血糖を上げるホルモンが綱引き状態で血糖値が落ち着かず、最終的に食前より低血糖になってしまいます
これにより感情もジェットコースターに、、、

こんな状態が続くとホルモンの乱れ打ちにより
ホルモンの分泌臓器が疲労【副腎疲労】に
そうすると
・朝起きられない
・ここぞ!というときにやる気が出ない
なんてことが起きてしまいます
「怠け癖だわ〜」「年だわ〜」なんて言ってる人は要注意ですよ
また周りの人でなんだか急に元気が無くなった?という方は副腎疲労かも知れません

タイプ3:疲労感が強い、思考力が低下する『無反応性低血糖症』

なんだか疲れが取れない、疲労感を強く感じる、思考力も低下してしまった、、(泣)そんな方は無反応性低血糖症かも

こちらのパターンは糖を摂取しても血糖が上がらず
インスリンが出ているのにインスリン量に見合った血糖の降下が見られません インスリンも常に出たり出なかったりを繰り返すタイプです

こういう状態になると、体の組織や脳に栄養が供給されにくくなり
疲労感が強くなります
特に糖を必要とする脳がエネルギー不足となってしまうため思考力が低下してしまうんですね

機能性低血糖症チェックリスト

ここまで3つのタイプの機能性低血糖症について説明しましが
思い当たることはありませんでしたか?

糖尿病と診断されていなくても未病の段階でこのように、、血糖値のコントロールが上手くいっていないと実は不定愁訴という形でサインが出ていることが多いのです
しかし、このサインは他の病気とも診断されることが多いもので見逃されがちです
機能性低血糖症のチェックリストを作ってみましたのでチェックしてみてください

こちらの10のチェックリストで
3つ以上当てはまる方は
機能性低血糖症である可能性が高いです
気がついた今日が変わるチャンス!!
始めるのに遅いということはありません
詳しい食事の方法については別の記事で書きますが
今からできる3つのことをご紹介しますね

機能性低血糖症を予防する3つの食習慣

1:タンパク質・野菜ファースト
糖質が多く含まれるご飯などの炭水化物は最後に食べるくらいの気持ちで、先にお肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質や血糖の上昇を緩やかにしてくれる食物繊維が豊富な野菜や海藻などを先に食べましょう

2:よく噛んでゆっくり食べる
よく噛むことで得られるメリットはたくさんありますが
1つは満腹感を感じやすくなりますので食べ過ぎを防ぐことができます
そして、よく噛むことで食べる時間がかかるので
先ほども書きましたが、血糖値のピークとインスリンのピークの大きなずれがなくなり効率よく血糖のコントロールができるのです
インスリンが過剰に出ることを抑えることもできるので低血糖を起こすことが少なくなります

3:糖質のみの食事にしない
パンだけ、麺だけのような炭水化物のみの食事とならないように
気をつけてみましょう
朝やお昼はどうしても糖質に偏りがちなので、ゆで卵や蒸し野菜など簡単に食べられる食品を冷蔵庫に準備して工夫してみることもおすすめです
※私も以前は朝はパーン♪ でした(笑)
最初は面倒と思うかも知れませんが習慣になるまで一緒に工夫していきましょう

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