見出し画像

今年のおみくじ

宮古島から帰ってきて怒涛の日々。我が家に猫がやってきたことが想定外だったため、行く前も帰って来てからもバタバタし、昨日も動物病院に連れて行ったりで、ぐったり。クウちゃんが大きいので買ったキャリーが小さすぎ、入れるのに苦労したし、病院の駐車場が狭すぎて大変だったし、その間もクウちゃんはずっと鳴いてるしで、盛大なため息が出る。
書きたいことは山ほどあるのに、まとまらなくてなかなか書けない。

もう12月なので、総括のようなものも書きたいけど、少しずつわけて書こうかなと思う。
年明けにいくつかおみくじを引くのだけど、大吉がふたつもあった。
これは珍しいことで、毎年引いていても大吉は全然なかった。なので、うれしかった。
これはわたしの考えだけれど、人によって与えられる意味が違うのではないかと思う。もし神さまがいるとするならば、
「この人は調子のるから大吉は出さんとこか。いい年やねんけどな、あえて中吉ぐらいにしとこ」
「この人は落ち込みやすいから大吉だしといてなんとかこらえてもらおか」
「この人は凶にしとくほうががんばれるし、そうしとこか」
とかとか、いろいろ采配があるんじゃないのかと思った。(違ったらごめんなさい、神さま)
というのは、すごくいいこともあったけど、すごくしんどかったこともあった1年だったから。
特に夏がしんどくて、「これで大吉ならわたしは凶の年に死ぬかもしれん」と本気で思ったくらいきつかった。体調がよくないとどうしてもメンタルが引っ張られネガティブになってしまいがち。
なんとかしようと漢方飲んだりしてたけど、あまり効かなかった。
だからわたしの場合、
「ちょっとしんどいけど、何とかがんばっといて。大吉出しとくし、な?」
みたいな感じだったのかなと思ったりしたけど、でも何とか元気で家族も大きなトラブルなく無事に年を越せそうなので、それだけで大吉なんだよなとしみじみ思う。
しんどいし書けないしもうどうしようと思ったけど、どうしようもなかった。人間、どうしようもないときはどうしようもないのだし、どうもしなくていいのだなと学んだ。自分ごときがどうにかできると思うことが傲慢なのかもしれない。とりあえず息をして起きてればOKぐらいのスタンスでいい。
そんなわけで、今年の出来事で大きなことはこんな感じ。

・文学フリマに出店できたこと
・タイムカプセルを開けたこと
・100枚以上の作品が書けたこと
・発表会に出られたこと
・宮古島へ行けたこと
・クウちゃんがうちに来たこと

いろいろ失敗もあったけど、経験できたことに対して自分をほめたいなと思う。
それにしても宮古島で津波注意報が出たときはちょっとどうしようと思った。ホテルの館内にアナウンスが入り、廊下に出ないと聞こえないので、なんだろうなと思っていたけど、〈津波〉という単語が聞こえた気がして、携帯で調べた。注意報が出ていた。アナウンスは1度きりで、周りは静か。時間は夜の1時22分。思いっきり海沿いのホテルである。アナウンスが聞こえなかったので不安になったけれど、動きもないし、緊急ならまたアナウンスが入るかなと思いながらさすがにしばらく眠れなかった。こんな小さな島で山もないのに、津波が来たら逃げるところもないよなぁと思いながら、このときばかりはちょっと心細かった。
次回は絶対海沿いではないホテルにしようと思った。だって泳げへんし。
でも何事もなく無事に帰ってこられたので、やっぱり大吉だったのだと思う。よかった。

#エッセイ #総括 #2023年 #まとめ

いただいたサポートは創作活動、本を作るのに使わせていただきます。