6月から実習に入る曜日が変わったので、うっかり忘れてしまいそうだった。７月末まで、平日に２回。それで土曜日が空くので、他の生徒さんの施術を受ける側になったり、レンタルサロンでの練習も時間が取れる。

今日は事前のお客様情報が無かった。先生は時々わざと仕掛けてくるのだけど、今回わざと何も言わなかったのか、前回言ってみたけど動じなかったから言わなくなったのかは分からない。ただ単に、目の前のことに集中していただけかも知れない。

相手のことを知らないなら知らないで、不安になる気持ちを少しだけ、感じた。

この人、何者なんだ…。

カウンセリングの時に、「旅行帰りのために足と腰が疲れている」という情報を手に入れた。

そして、余裕が出てきたので、フットバスの後にお客様の足を拭きながら、旅の行き先や、そこで何をしたのかとか、どんな気候だったのかとか、簡単な会話をすることができた。

こういう会話が嫌な人もいるだろうから、人を見てということになるんだろうけど、今日はフットバスをしながら会話ができた、ということが大きな収穫だった。

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施術はどうだったかと言うと、疲れているという足はかなり手応えがあった。施術を施した瞬間に足のむくみが取れて、血流も良くなり、引き締まった感じがした。

実際、帰り際に靴を履く時に「履きやすくなってる！」と仰っていた。

一方で、いつもは自信のある背中については、全く手応えがなかった。筋肉を捉えている感覚がなく、気持ち良いのだろうか？？とこちらが思ってしまう感じ。脂肪が邪魔して筋肉に到達しにくかったのか？！現代に肩凝らない人なんているのか？！と思うほど、コリコリも見当たらなかった。

先生に相談してみると「相性もあるから、気にすることない」って。全ての部位で完璧を目指すのではなくて、トータルで考えること。その視点を教わった。

今日は旅先から帰ってこられたお客様の脚の疲れが取れたら充分だったんだ。だから、オッケー。