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成果にこだわる意識

2019年1月26日(土)

金沢にある接骨院で、先生達に向けてNLPの勉強会を開催しました。

東京で勉強会を行うという告知をFacebookでしたところ、それをご覧になった院長先生が、金沢でもやって欲しいということで、呼んでいただきました。

6時間という長時間の勉強会で、院長先生のアウトカムとしては「患者さんの身体の痛みの元となっているものはストレスから来ているものが多そうなので、それを特定し解放できるようになること」というものでした。

最初にアウトライン案を送ったら「これで患者さんのストレスを軽減することができますか?」と聞かれました。

正直、それは受講者がどこまで内容を理解し、そして実践するかによるので、たった1回の勉強会でそこまで求められると厳しいものではありましたが、私としては“成果にこだわる”という意識が芽生えました。

どのような構成にすれば良いのか、どこまで出来たら、成果に繋がるか、とても悩みました。一方で、どんなに考えたところで自分が実践していないことは伝えられないとも思い、教科書的な成果をあげられるとされているはずのノウハウよりも、基本的に私が使い慣れているテクニックの中で、先生達も使いやすいように仕上げることにしました。

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最後の最後まで悩み、結局、全てのスライドを前日の夜から当日の朝にかけて、徹夜で0から作り直しました。

事前に東京でプレ勉強会をさせてもらい、前半部分はほぼその内容を残したので、前半は安心して進行することができましたし、東京開催の時に受けたフィードバックを今回のスライドに反映することもできました。

話し言葉で説明していたものには写真を加え、全体として、例え話、実例、メタファーを多く入れました。

特にNLPは体験しないとその効果が分からないので、冒頭部分はとにかく参加型・体感型にしました。

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体感型のワークについては、信頼関係がないと機能しないという側面がありました。

「こんなの、インチキっぽい。」そう思われたら終わりでしたが、うまくワークが機能したので、そのワークに至るまでの間に信頼関係を得られていたのだと思います。自己紹介の時間に具体的に私がどんなトレーニングを受けてきたのか、という話を写真付きで行ったのですが、その話が斬新だったようです。まぁまぁ普通じゃない内容なので若干引かれましたが(苦笑)

ある先生は、自分で認識していなかったビリーフを手放した方が良いかも知れないと気づいていただけました。若い先生でしたが、ずっとそのままそのビリーフを持ち続けていたら、ご苦労されたかも知れません。

ある先生は、コミュニケーションパターンが異なる患者さんに対して、コミュニケーションのフレームを予めセットすることの有効性に気づいていただけました。フレームを設定するのは上級者向けかも知れませんが、それができるようになると、自分が得たいアウトカムは思う通りに手に入れられるようになります。

院長先生には、「もっとも柔軟性を持つ人が、そのシステムでもっとも影響力がある。」というNLPの前提を適用することの有効性に気づいていただけました。院長先生は院外でのご活動も多くいらっしゃるので、どのような場面でも、どのような相手だとしても、時には自分のアイデンティティーやプライドすら軽やかに手放し、得たいアウトカムのためなら、柔軟に対応するという勇気と知性を持っていただきたいと思いました。

私としては、「価値観やビリーフの特定」の仕方をもっと分かりやすくお伝えできるはずだと思ったので、そこは次の勉強会までにクリアしたいと思います。

院長先生からは当初のお約束よりも多く謝礼を包んでいただきました。内容にご満足いただけたようで、ホッと安心しました。

貴重な機会をいただいて、本当に感謝です。

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